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自分の名刺の使い方
みなさまは自分の名刺に対してどういう思いがあるのでしょう。
私は、新人時代、自分の名刺が欲しくて欲しくて仕方がありませんでした。でも、病院では名刺は役職者しか支給されていなかった。
なんで欲しかったかというと、研修会に行くと必ず名刺交換になるからです。相手方から名刺をもらっても「私名刺がなくて…」というのが格好悪くて嫌だったんです。
だから、自分で名刺を作ってみることにしました。でも、パソコンで作っても縁が点線で切られている名刺が格好悪く、やっぱり使いませんでした。
そして、初めて副主任になり名刺をもらった時、嬉しくて嬉しくて、渡しまくりました(笑)
さて、それでどうなったかというと、後になって「どこで会った誰だったかな?」という名刺がたくさんあるだけです。
名刺は何のためにあるんでしょうね。こういう当たり前のことを自分で考えられる人はすごいと思います。
それからしばらくして、病院とは違う業界の人と名刺交換しました。そしたら何と直筆のおハガキが届きました。
「びっくりしたー」
「筆で書いているし」
でも、それだけでその人の人柄はわかりますし、インパクトは絶大ですよね。名刺交換して終わるだけとは全く違う!
それから、いろいろな方とご縁になり、自分の世界の狭さ人間の狭さに気づかされます。
今ならわかります。新人時代の自分に言ってやりたい。
「名刺がないなら、心のこもったおハガキを書きなさい」
「名刺がないからこそ、人とは違うことができるんだぞ。相手を喜ばせることができるんだぞ」
「チャンスじゃないか」
今の自分の立場になって思い返しても、名刺交換して、次のステップに来たとしてもメールでお礼が来るのが良いほうです。もちろん、それでも十分良いと思います。ただ、おハガキのほうがそれ以上の効果はあると思います。
人生は時間そのものなので、時間を大切に効率化することが大事だとは思っています。そこは日々考えて行動すべきだと思います。でも、どちらが近道なのかわからないということは世の中ではよくあることではないでしょうか。
面倒くさいことが実は近道だったということはよくあります。だからこそ、日々の面倒くさいということからすべて逃げるというのはどうなのかなと最近の風潮を見ていて思います。
おはがきは人を喜ばせることができます。間違いありません。もし、興味が出た方はいろんなことに工夫されてはどうでしょうか。
温かいつながりができると思います。
なお、1日あたりたくさん書く人ほど成功者になれるみたいですよ(笑)
(私は複写ハガキを使っています)