日本を象徴する”和”の本質

日本=”和”

このイメージがとても強いですよね。

『和食、和菓子、和紙、和式、和歌、和装』などなど

では、なぜ日本のものには”和”がつくのでしょうか?

「”和”という漢字の由来」

「禾」は軍隊の門の前にある標識であり、「口」は祝詞を入れる器を表し、「軍隊の門の前で、神に平和を誓い合う」様子からきています。

要は、争い合うのではなく、お互いに調和をとることで、人と人はよりよい社会を創っていくことができるということ。

日本の神話”古事記”にも、このような内容のことはよく出てきます。

日本という国は昔から、”人は完全無欠の存在ではない”ということを知っています。

だから、人との繋がりを大切にすることが大事なんです。と説いている。

それを常に守ってきたのは”天皇家”なんです。

天皇家は神話の時代から、神直属の子孫として、日本の最高権威を握っています。

”和”を大事にこの国を創ってきました。


皆さんご存知でしたか?

実は、日本は世界で一番続く国なんです。

今年2019年、日本は”2679年”続いています。

世界2位はデンマークで約1000年という大きな差があり、他国はほとんどの国が300年も続きません。

日本はとても素晴らしい国なんです。

世界の主要の方々が一同に揃う場では、あのローマ法王も上座を”日本の天皇”に譲るそうです。

人が生きていくこの世では、”和”という精神が最も大切であるという事が歴史から見ても証明されています。


さあ、ここで現代に目を向けてみましょう。

我々は常に”和”を意識できているでしょうか?

人のため、世のために物事考えれているでしょうか?

”和”を意識するということは、日本の精神を押し付けるということではなく

諸外国の思想や技術、日々変わり続ける社会の中で、様々なものを”和える”ということ。

比較して否定するのではなく、お互いにないものを理解し合って補い合うこと。

それこそが”和の精神”であり、今も昔も常に必要とされています。


もう一度、自分の日々の行いを思い出し、”和”をもって人と接する事ができているか、”和”をもって物事に取り組む事ができているか、”和んだ心”で見つめ直してみてください。


着物テーラー 元山誠也

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