2 現代における誘惑
前回(1 本然の世界にもあった愛の試練)は、人間が成熟するまでにはある一定の期間が必要であり、自然界にはなく人間にだけ特別な宿題が課せられていたのだという事を知るようになりました。
このセッションでは人間に与えられた特別な宿題の中でも特に愛の試練について、現代における天使からの愛の誘惑がどのように働きかけてくるのか、それに対する対処の仕方などを具体的な事例なども交えて紹介していきます。
2-1 どう判断する?「恋愛」と「LGBT」
そもそも男女がお付き合いするという意味で、「彼氏が欲しい!」「彼女が欲しい!」とか「俺と付き合ってくれ」「私と付き合ってほしい」…などという年齢がだんだん低年齢化してきて、それが今では幼稚園児にもそんな話しがあるともいわれている時代です。
その事がむしろ最先端で、カッコよくて、とても魅力的、そんな関係になれたらいいな、憧れる…というような雰囲気があります。
初めからそのような知識を持っている子供なんていません。いつしか成長していく過程のどこかで誰かが話している言葉やその姿を見て、自分の心の中にインプットされていくというわけです。それは誰から教わってそのように思うようにるのでしょうか?
もちろん家族である親や兄弟からの影響を受けることは当然ながら、実は最近は家族よりも普段よく触れている情報源である本や雑誌、テレビの画像と音声を通して入ってきたり、今では特に多くの時間を費やしているネットを通して大きな影響が与えられているという事に気づいている人は少ないのではないでしょうか?
そこに登場する人たちが見せている姿や発している言葉は、まるで聖書の中で人間を誘惑してきた蛇(天使)の言葉そのもののように感じます。
「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか?」女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。」(創世記3章1~7節)
このような男女間の愛でさえ複雑であるにもかかわらず、いまはもっと複雑になってきています。それは学校教育の現場でも取りあげられてる「LGBT」です。
誰しも成長してくると心の中でふと素朴に湧きあがってくる疑問や迷うような気持ちが生じてくる事があります。
それが例えば優しい男子ならば「自分はほんとうに男なのか?」「女に生まれたらよかった」とか、男が弱く見える女子からすれば「私の方がもしかしたら男なのかも…」「私はほんとうに女なのか?」とか、「男が好きな自分?女が好きな自分?」「好きになる対象って?」「俺ってゲイ?私ってレズ?」「俺って大丈夫か?私って大丈夫?」といったようなものです。
それらに対する答えを求めて、ネット上で検索して探してみると様々な人が様々な表現で意見を述べているというわけです。
これは決して「LGBT」の当事者を批判する意味ではなく、いま「自分は男なのか?、女なのか?」もしも迷っている人がいたとすれば、これから説明する内容がそれを判断するひとつの材料として用いてもらえたらいいなという気持ちから発信しているのだという事を理解して欲しいと思います。
さて次の図👇はLGBTに関して分かりやすく説明してくれているもの(ネット上から拾ったもの)になります。
当事者からすればこんな簡単には説明できない複雑な内容もあるかと思いますが、ここでは失礼して簡単に整理してみます。
まず左にある上から順に「カラダの性」から説明すると、生まれながらの性別である男性と女性(すなわち生物学上(生殖器)から判断)があります。
次に「ココロの性」は男性であっても男性的な性質と女性的な性質を持っているし、女性であっても男性的な性質と女性的な性質を持っているという事になります。
最後に「スキになる性」のところでは三種類の好きになる対象があるんだという図になっています。好きになる対象が三種類、すなわち①男性と②女性と③男女両方という見方です。この対象によってL(レズ=女性同士)なのかG(ゲイ=男性同士)なのかB(バイセクシャル=両性)なのかT(トランスジェンダー=※性同一性障害)なのかを説明してくれています。分かりやすいといえば分かりやすいですよね。
これら一つをとってみても先ほどあげた、素朴に湧き上がってくる疑問に対してその解答を示してくれているように感じます。
誰にも相談できず一人悩んで迷っている人がこれらの情報を発見すればきっと「男が好きな自分はG(ゲイ)だったのか!」「女が好きな私はL(レズ)だったのね!」といったように今まで誰もその答えを示してくれなかった中で、まるで視界の悪かったモヤモヤが一瞬にして消えた澄み渡ったような空のように自分のアイデンティティを自覚してカミングアウトしていくようになっているのです。
では男性は男性を好きになってはいけないのか?女性が女性を好きになってはいけないのか?両方好きになってはいけないの?それに対する答えはLGBT当事者の方々も述べているのと変わらず結論からいうとNO!になります。すなわち同性を好きになる事自体は決して間違いではありません。
ただ誤解してもらいたくないのは次のセッションを理解していくとその言っている意味がハッキリしてくるでしょう。
§2規範教育カリキュラム(目次)
1、本然の世界にもあった愛の試練
原理講論:成長期間(原理結果主管圏) p79〜
1-1 人間が果たすべき責任とは何か?
1-2 取って食べるときっと「死ぬ」の意味①
1-3 「取って食べる」とは?
1-4 取って食べるときっと「死ぬ」の意味②
1-5 天使長の誘惑
2、現代における誘惑
聖書:創世記3章1節
2-1 どう判断する?「恋愛」と「LGBT」
2-2 判断するときに役立つ3つのフィルターの活用術
2-3 異性(同性)から告白されたときの対処
3、完成した人間の姿
~天使長は知っていた?!~
聖書:創世記3章1節~
3-1 知識が豊富な天使長ルーシェル
3-2 人間が完成した本当の姿とは…
3-3 霊性の開花
4、隠れた能力を引き出す感情のマネジメント
原理講論:堕落論p122~
4-1 「感情のマネジメント」と「隠れた能力」との関係
4-1-1 SEXに関して
4-1-2 マスターベーションに関して…
4-2 「負の感情」に対するとらえ方
4-3 「負の感情」をマネジメントする
4-4 まとめ
5、真のお父様の学生時代(TFの志操観)
〜真の父母様の生涯路程〜
5-1 天宙主管の前に自己を主管せよ
5-2 一番難しい事は何でしょうか…
5-3 真のお父様は生まれながら全てをコントロールできた?
5-4 心と体の統一はいかにするか?
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