見出し画像

保健師だからこそ、薬局勤務だからこそ、
お伝えできることがある!!
なっちゃんの保健室
なっちゃん先生が教える40代からの大人女子性教育♡(^-^)♡

タイトルの通り、
昔、あの時、あの症状は腟カンジダ症だったんだ・・・というお話。

統計によると、
10代~50代の女性の
約5人に1人は、腟カンジダ症を経験しているそうです。
なので、決して、特別な恥ずかしいことじゃない!

わたしが今にして思えば、
あれは腟カンジダ症だったんだ・・・というのは2回。
1回目は高校生の頃、2回目は看護学生の頃。
痒くて痒くてたまらない、猛烈に痒いんですよね。
だからと言って、公然と掻くこともできない。
トイレで排尿後にトイレットペーパーでゴシゴシと、
お風呂で体を洗う時にもゴシゴシと。
洗い過ぎが良くないとも知らずに・・・。
掻いたり洗い過ぎの刺激で、皮膚・粘膜に炎症が起きて、
ヒリヒリ熱をもっている感じがしたり、更に痒みが出たり。
痒みに加え、おりものの変化。
ヨーグルトのような白くぺた~っとした感じに。

腟カンジダ症の原因は様々。
けれど、1つ言えることは、体調の崩れ=免疫力の低下
当時のわたしは疲れていたんだろうと思います。
高校生の頃は思い出せないけれど、
看護学生時代は明らかに睡眠不足が続いていたし、ストレスも相当だったし。

腟の中は、乳酸菌の一種、デーデルライン桿菌という善玉菌を中心に、
大腸と同じくらい、菌が沢山いるところ。
そのバランスが崩れると、腟の自浄作用が低下して、カンジダ菌が活発に。
バランスが崩れるのは、
妊娠や月経、閉経などのホルモンバランスの変化、
ストレスや寝不足、疲労の蓄積、
糖尿病やステロイド治療による免疫力の低下
抗生剤の使用による常在菌のバランスの崩れ(良い菌も殺してしまう!)
下着やおりものシートなどによるムレによる腟の自浄作用の低下
下着による締め付き過ぎでの血流の低下
デリケートゾーンの洗い過ぎ(市販の石鹸はアルカリが強すぎる!)
SEXによるカンジダ菌の感染
等などが原因とされています。

病院を受診すると(もしくは、薬局で相談すると)
抗真菌薬で治療することができます。
主には、
クリームなどの塗り薬と、腟の中に錠剤を挿入する腟錠とがあります。

あの頃、
この痒みが何なのかも分からず、
病院に相談する(薬で治療する)ものとも思わず、
「わたし、何かおかしい・・・」という不安感。
でも、どうしたら良いか分からないという恐れ。
ただ痒みと共に過ごす。
気付いたら治っていたんだと思います。(ハッキリ覚えていないけれど)

腟炎というものを知っていたら、
カンジダ菌というものを知っていたら、
治療することができると知っていたら、
色々と違ったろうと思います。
※実際、高校生から腟炎・腟錠の使い方の相談を受けたことも。

治療しなくても、体調が良くなると、免疫力も高まり(整って)、
腟カンジダ症も治ることは、実体験としてありますが・・・。

腟カンジダ症の予防は特別なことは何もなし。
疲れやストレスを溜め過ぎず、しっかり休息・睡眠をとって、
色々なものを食べて栄養を摂って、
身体を冷やさず「首」の付く所を温めて。
デリケートゾーンは洗い過ぎず、
けれど、おりものシートなどを使い過ぎないように清潔に。
それに加えて、
ステロイドや抗生剤など、薬は極力避けて。
そうやって自分の身体を整えていると、
腟炎だけじゃなくって、色々な病気も防げると思います!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?