他校との議論の場を取材してみた!/多摩生徒会協議会

 少し前になりますが、昨年10月に開催された多摩生徒会協議会15期第3回交流会を取材してきた様子をお伝えします!

多摩生徒会協議会について

 2008年7月に設立された団体です。多摩地域の生徒会の発展を目的としています。
 現在は2か月に1回の頻度で交流会を行っており、毎回多くの学校が参加し、生徒会の活動について活発に議論を行っています。

多摩生徒会協議会 X(旧Twitter): https://twitter.com/tamakyo1000

理想の生徒会とは

 第3回交流会のテーマは「理想の生徒会とは」でした。
 参加者はそれぞれグループに分かれて、他校の生徒会役員達と「理想の生徒会とは」について、計2時間ほど議論を行いました。

12:45 開場
13:00~13:20 開会式
13:20~13:50 討論1
13:50~14:00 休憩
14:00~15:00 討論2
15:00~15:10 休憩
15:10~15:40 討論3
15:40~15:50 発表
15:50~16:00 閉会式・写真撮影
16:00~17:00 自由交流(自由参加)

当日のタイムスケジュール

 グループでは話が止まることがなく、とても活発に議論が行われていました。
 生徒会組織や役員の人数が学校により異なるので、異なる組織形態の生徒会役員同士での議論はとても有意義なものであったように感じます。理想の生徒会について、異なる学校の人と話し合うことで新たな視点が得られたようです。

 多摩生徒会協議会の交流会は議論をするだけではなく、グループごとに議題に対する答えを出す形式です。議論だけでは意見の共有だけで終わってしまうところを、答えをグループ内で出すことで、次の行動に繋がるよいきっかけになると感じました。

発表では以下のような意見が出てきました。

「生徒会だけでなく委員会の目的意識の明確化や関わり方が大切だ」
「『小さな生徒会』であるべき。生徒会と他の組織との明確な組織体制を作り、管理することが大切だ」
「新入生向けに生徒会体験入会を作り、生徒会の活動を体験してもらうことで新規参入を図る」
「文化祭実行委員との関わりについて、実行委員の活動を生徒会は監査する役割を担うべきだ」
「生徒会の役員は6〜10人位がベストだと思う。選挙での選出も必要だが、選挙以外の選出方法も導入を検討するべき。」

 どのグループも論理立てて議論しており、とても興味深い意見をたくさん聞くことができました。

自由交流

 発表が終わった後は自由交流が行われました。同じグループの人や他のグループの人と生徒会活動についてや学校についてなど、自由に話す時間となりました。
 議論や発表の時間とは打って変わって、和気あいあいとし、時には笑いが起こるような交流会でした。私たちも交流会に混じって、参加者にインタビューを行いました。

交流会参加者の感想

・初めて交流会に参加しましたが、同じグループのメンバーとすぐに馴染むことができました。皆さんとても優しく話しやすかったです。
・普通に学校生活を送っていたら、繋がれないような学校と交流し話すことができ、とても有意義な時間でした。
・ずっと同じメンバーで2時間ほど話し合えたことで、互いの学校やそれぞれの考えについて深く知ることができました。
・自分の高校の課題について、この会を通じて少し答えの糸口を見つけることができました。


 多摩生徒会協議会の取材は以上になります。多摩生徒会協議会に限らず、生徒会同士の交流をしている団体はあるので、みなさんの地域にもあるか調べてみてはいかがでしょうか。

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【取材】
門脇 一真 (生徒会活動振興会 事務局)
【文】
小池 ひより(生徒会活動振興会 編集部)


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