言葉の語源
言葉の語源を学ぶとより、その言葉を大切に使える気がする。
ありがとう は 『有り難う』と漢字表記する。 「有る」が「難しい」すなわち、めったにない、なかなか無い、ということになり、そんなことをやってくださるだなんて、普通(普段)はないことです、という意味で感謝の気持ちを伝えていました。 それが「ありがとう。」なのです。
さようなら
『さようなら』は「左様ならば、これにて失礼つかまつる。」の挨拶が縮まって生まれた言葉と言われています。
まず、左様についてですが、もともとは手紙の書き言葉で、「左に書いてある通り」という意味です。「左様か」は「左に書いてある通りか」という意味で、それが話言葉にもなり、「左様か、承知つかまつった。」というような使われ方をしていたようです。
そして、武士階級では、話し合いが終わった時、「左様ならば、これにて失礼つかまつる。」と挨拶していました。 その冒頭「左様ならば」の部分をとって、「さようなら」になったのです。
「すまない。」 すまない は 謝るときの言葉ですね。 この語源は諸説あるのですが、私が好きな語源として考えられている内容を紹介します。 それによると、「すまない」は「澄まない」と漢字表記され、「心が澄み渡らない」つまり、「心がもやもやして苦しい」という意味でした。それがどうして謝罪の言葉かというと、申し訳ない気持ち、心苦しい気持ちで、心が晴れず、心が澄み渡りません、という気持ちを相手に伝え、謝罪の言葉にしていたそうです。
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