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「胃腸の調子が悪い…」という本当の問題は?

おはようございます。

整体庵大空の下大前です。

今回は「胃腸について」基本的なことをお話します。


胃腸の不調といえば

・下痢(げり)や吐き気
・便秘
・胃もたれ
・胃痛
・逆流性食道炎(胃酸が上がってくる)

などが一般的ですね。


ぼくの患者様では、
潰瘍性大腸炎という難病指定されている病気で通院されている方や、
機能性ディスペプシア(胃腸には目立った問題はないけど、不調がある状態)で悩まれている方もいます。


胃腸の悩みを考えていくときに問題なのは
胃腸に不調をどう改善していくか?ではないんです。


え?
症状を解決したいのにないよりも改善方法を考えるべきじゃないの?
と思われるかもです。


ここはとても大切なことなのですが
問題を解決したいとき
先に考えるべきは解決策よりも
「その症状を問題とするのはなぜ?」という点です。


症状が気のせいだと言いたいわけではないですよ。
ここはご理解くださいね。

身体の問題に限った話ではないですが、
問題解決の本質は、
問題を問題にさせていることをみつめていくことがスタートで、
問題に対処しても表面上の変化でしかないです。
(根本的には変わっていない)


僕のnoteでは、
より身体の本質的な部分をできる限りわかりやすくお伝えしていきます。

例えば
胃腸の不調を改善する方法を探す前に、
「症状がなく、食欲がある状態だけを正常な胃腸と思っているのはなぜですか?」
という点について考えてみましょう。


一般認識として
下痢や吐き気など症状がある状態は「異常」で、
症状がなく食欲がある状態が「正常」とされます。


でも、ここで大きな矛盾があります。


果たして、「下痢や吐き気がないこと」が本当に正常と言えるでしょうか?


例えば、
食べすぎが続き胃腸に疲労が溜まっている状態で、
「吐き気があり食欲がない」のだとすると、
それは「吐き気で食欲がない」方が正常と言えるかもしれません。


稀なケースですけど
もし、食べすぎで胃腸の疲労が溜まりに溜まっていたとして、
その状況でも食欲がもりもりある方が、異常かもしれませんよね?

正常という概念が「胃腸に症状がなくて食欲がある状態」だとすると、
それ以外の状態がすべて異常になります。


その正常と異常は
ぼくら人間的にそう認識していることであって、
身体からするとそれは異常ではないかもしれません。


食べすぎて胃腸が疲れ果てて
吐き気や下痢、食欲不振を起こして「食べれない状況を作ることで」胃腸の疲れを回復したいけれど、
それでも胃腸薬を飲み症状を抑えてまで
「3食食べるのが健康にいい」といって無理をしてまで食べる。


これが一般的に行われていることではないでしょうか?


食欲があることも当然正常です。
ですが、身体の状態によっては下痢を起こしている方が正常な場合もあります。


嘔吐で食べれず、ひたすら吐き出すことで体内環境を整えていることもあります。


あるいは不安や緊張によって、胃腸が動きにくくて便秘と下痢を繰り返すこともあります。


こういうケースでは
下痢や便秘を起こしつつ、胃腸が動きにくい状態でもなんとか保とうと頑張ってくれている結果でもあります。


3食食べれることは健康な状況ではありますが、
3食食べれないと不健康か?というとそうではないです。


食欲がなく1食抜いて過ごすことも健康だし、
1週間何も食べれないことも健康です。


今日はストレスが溜まってるから暴飲暴食してやる!
という日があるのも人間的ですよね。


何も食べれず体重が減っても一時的で
また食べられるようになればすぐに戻ります。


食べれることも、食べれないことも正常かもしれません。


胃腸の不調をどう治すか?
これも大切なことです。


しかし、そもそも「胃腸の正常ってなに?」
という視点で考えてみると、身体に対する見方は少し変わるのではないでしょうか?

そしてこの話は胃腸に限った話ではありません。

少しずつnoteお話していきますね。


メルマガ第1回は「胃腸の基礎」についてお話しました。
次回は胃腸をコントロールしている「自律神経」の基礎についてお話する予定です。

それではまたお会いしましょう。


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