長春でStudy Trip!!_北京大学の百賢(BaiXian)奨学生とともに
どうも!
セイタです!!
現在北京大学修士課程で社会学を学んでいます。
この記事では、2024年1月5日~7日に吉林省の長春にて開催された、香港の財団である百賢(BaiXian)&北京大学燕京学堂主催のStudy Tripにについて執筆しています。
この記事の対象者は
・長春に旅行したいと考えている人
・百賢(Bai Xian)に興味のある人
・大学主催のStudy Tripがどのような雰囲気なのか知りたい人
を対象としています。
Study Tripの概略
まずは、Study Tripの概略から紹介させていただきます。
自分は百賢がアジアの学生向けに行っているAsian Future Leadership Programというプログラムの奨学生であるためにこのStudy Tripに参加することになりました。年間で25000ドル(約375万円)もいただける太っ腹な奨学金制度なので興味のある人はぜひ!!!
※百賢に関するブログはこの記事の最後にリンクを貼っています
なお今回の旅はすべて北京大学の燕京学堂の先生によって手配されています。燕京学堂とは中国研究がテーマの修士学生向けの英語プログラムになります。なお、全学生学費&寮費無料の上に毎月3000元の生活費がもらえます。VIP待遇です(笑)
そのような留学生を相手にしているからか、教務の先生もしっかりしていて、Study Tripの間何一つハプニングが起こらなかったです。しかも、前もって学生向けに以下のように詳細な注意書きを準備していました。行き当たりばったりな中国でここまで周到な準備がされていることに驚きが隠せませんでした(笑)
なお、僕が以前に参加した北京大学創新社(Inovation Club)企画の淄博(ZiBo)での社会実践においては、前日の昼になっても日程すら固まっていませんでした(笑)このくらいの行き当たりばったり感が中国人のスタンダードなような気がします。
※淄博(ZiBo)での社会実践に関するブログはこの記事の最後にリンクを貼っています
スケジュール
Study Tripはおおよそ以下のようなスケジュールです。なお、ほぼほぼスケジュール通りでした。
大まかにこのようなスケジュールになっています。スケジュールを見てもらえればわかると思いますが、吉林大学で講義を聞く以外は基本的に観光です(笑)
吉林大学での学術交流
それでは、吉林大学でどのようなイベントがあったかを紹介させていただきます。吉林大学は非常に大きな大学で、敷地が見えてから、門まで10分くらいかかってました
学校の歴史を学ぶ
まず、最初に校史館というところで吉林大学の歴史を学びました。
吉林大学は7個の大学が合体してできたそうです。
ガイドの人は普段なんの仕事してるんですかね?ここに見学に来る人は正直少ないと思います(笑)
気候変動に関する講座
その後、立命館アジア太平洋大学で博士課程を取った吉林大学の先生が気候変動に関する授業をしてくれました。
内容としては京都議定書、コペンハーゲン協定及びパリ協定が実際にどのように各国の行動に影響しているかといった内容でした。また、各国のCO2コントロールが如何に複雑な問題かという点についても強調されていました。自分の分野外でしたが、おもしろく話を聞くことができました。
観光
次にStudy Trip中に訪れた以下三つの観光地について紹介させていただきます。
・偽満州国博物館
・氷雪新天地
・長春都市計画博物館
偽満州国博物館
ここは日本が戦前に清朝最後の皇帝である溥儀を元首にして建国した満州国に関する博物館です。「偽」という言葉が頭についていることから中国政府のスタンスが見え隠れしますね★
ここは地球の歩き方の長春のページを開くと載っていました。というか、観光地2つしかないうちの1つでした(2019~2020年版)
なので、長春に来た観光客はまずここに来ると思います。なお、僕は8年前に一度来たことがあります。
建物内の展覧品としては、当時の高級官僚や溥儀の生活が分かるようなものになっています。
また、展示の最後の方に溥儀が如何にして共産党のすばらしさに気づいたかについて説明されている「皇帝から公民へ」といった展示もあります。個人的には一番面白かったです。
ここの博物館は展示物も豊富で、説明文もしっかりと書かれているので、現代史が好きな人にお勧めできます。中国から見た日中戦争という出来事について学べます。
氷雪新天地
次に訪れたのが、氷雪新天地です!!156平方キロメートルもある広大な敷地の中に様々なアトラクションがあります。氷まつりは中国だとハルピンのものが最も有名です。僕も8年前に行ったことがありますが、結構面白かったです。
また、ネットで探しても「東北地方の氷まつりはハルビンだけじゃない!!!」みたいな記事で紹介されてました(笑)両方行った自分の感覚でいえば、正直そこまで大きな差はないと思います。むしろ誰と行くかが大事かなと思います
とっても長い氷のスライダーや、氷上での自転車等様々なアトラクションがあります。
夜になるとライトアップされます!!!
夜になると洋楽が流れていて、クラブのような雰囲気の場所もあり、楽しかったです。
何故かラクダも居ました🐪
ラクダってすごいですね!砂漠のような暑いところから雪原みたいな寒いころでも生きていけるんですね
長春都市計画博物館
最後に訪れたのが都市計画博物館です。長春が如何に綿密に設計された都市なのかという説明がされています。
ただ、ぱっと見はすごくいい感じなのですが、よく見ると雑さが目立ちます(笑)
これは長春市民の出退勤ピーク時間を表しています。
この線グラフを見て「長春市民は11時から12時がピークなんだ!出勤遅くていいね」と言ったら、香港人の子に「でも下の説明文だと、7時から8時がピークタイムって書いてるよ」と言われました(笑)
どうやら、横軸の数字間違えていただけのようです、、
また、下記が「中長期におけるエネルギー計画」について書いています。
33%をクリーンエネルギーにするという目標なのですが、33%の半分以上の19.26%以上がその他となっています、、
たぶん「3分の1」という目標ありきで計画を作ったのだと思います。。しかも達成期限もありません。
上記のような粗さはちょっとマイナーな中国の博物館あるあるです。また、もう一つ中国の博物館あるあるがあります。それが、関係ないのに過去のことや未来のこと語りがちです。
長春の都市計画博物館のはずなのに、なぜか人類の未来について語っているコーナーがあり、近未来的なデザインで彩られています。
かと思えば、原始人や
近世の中国についての展示もあります。
あくまで個人の推測ですが、とりあえず箱だけ決まってそのあとに中身を設計し始めたのはいいが、全然展示内容なくて仕方なくいろいろ詰め込んだ結果、杜撰な展示やよくわからない展示につながったのだと思っています(笑)
以上が、Study Tripで訪れた観光地になります。氷まつりは完全に娯楽及び学生間の交流がメインでしたが、そのほかの2つの場所は学びがメインとなっていました。そのためか、常にガイドさんが帯同していました。
また、日本人学生も半分以上は東京大学をバックグラウンドに持つためか、博識な学生も多く、学生間の学びも少なくはなかったです。
ご飯
では、最後にこのStudy Tripでごちそうしてもらったご飯についてコメントしてこの記事を締めくくりたいと思います!!
Study Tripの1日目の夕飯と2日目の昼飯は主催者側でご飯が用意されていました。また、両方とも東北料理でした。
春发合饭庄
ここは3年連続で必吃榜(食べログ百名店)に選ばれているお店です。やっぱりすごくおいしかったです。
全般的においしかったのですが、肉系がボリュームーかつ味付けが良くて非常においしかったです!!
咱屯子
ここはチェーン店で、長春市内にたくさんあります。まきで炙った鉄鍋を使った料理が提供されます。なお、環境規制の関係で北京では食べれないはずです。
部屋に当直すると「豚」「がちょう」「なまず」の三種類の鉄鍋がすでに準備されていました。鉄鍋で煮るのにはすごく時間がかかるので前もって準備しておく必要があります。
以上が今回のStudy Tripの内容になります。
Study Tripとはありますが、そこまでかたい内容だけでなく、学生間の交流も考慮されており、非常に有意義でした。ただ、長春めちゃくちゃ寒かったです(笑)
なお、今回のStudy Tripは北京大学の公式サイトで紹介されています。興味のある人はそちらも合わせてどうぞ!!
氷まつりに関する記事が以下の記事で紹介されているので興味のある人はご覧ください!!
以下、百賢の奨学金プログラムの概略になります。
以下、北京大学創新社(Inovation Club)企画の淄博(ZiBo)での社会実践です。
以下のマガジンでは、中国各地を旅行した経験について執筆しています。
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