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中国の秘境「九塞溝」と「黄龍」_パッケージ旅行で巡る旅

どうも!
セイタです!!
現在北京大学修士課程で社会学を学んでいます。


この記事では、2024年4月22日~23日にパッケージ旅行に参加して、四川省九塞溝と黄龍を観光したことについて執筆しています。なお、2人で旅行しています。


この記事の対象者は
・四川省の九塞溝と黄龍に旅行したいと考えている人
・各国の世界遺産に興味のある人
・中国のパッケージ旅行がどんな感じなのか知りたい人
を対象としています。


自分は中国でも40前後の都市を旅行したことがあるのですが、この二つの観光地、特に九塞溝は個人的に1,2を争うすばらしさでした。このような素晴らしい観光地に多くの日本人の方に訪れてほしいと思い、この記事を執筆することにしました。
※以下自分が行ったことのある観光地です。





九塞溝と黄龍について

この二つの観光地はともに世界遺産に登録されており、中国内外を問わず、非常に有名な観光地です。この2つの観光地は比較的近い距離にあるため、まとめて巡る人が多いイメージです。ともに海抜2000mを超える高地にあり、黄龍で最も高いところにある「五彩池」にいたっては標高3700mと富士山より高いところにあります。なので、体調管理を万全にした上で観光することをお勧めします。


自分は4月に訪れたのですが、現地の人曰く国慶節後の10月中旬から下旬が最も観光に適しているそうです。ただ、春夏秋冬でそれぞれ違った趣を見せてくれる観光地でもあるので、春と秋にそれぞれ行ってみてもいいかもしれません。僕も10月にもう一度訪れようと思っています。




パッケージ旅行の内容

自分はパッケージ旅行に携程(C-trip)から申し込みました。金額が1人761元(約15,000円)でした。ここに二つの観光地のチケット代や九塞溝付近で泊まる宿代、交通費も含まれています。ただ、九塞溝の中での観光バス(90元)、黄龍のロープウェイ(100元)や観光バス(20元)は別途支払う必要があり、1人190元(約4,000円)別途必要でした。


なお、一般的な中国のパッケージ旅行と異なり、僕たち2人のためだけに車が用意されているので非常に快適でした。ただ、黄龍から高鉄駅までの車には僕たち2人以外にもう1人観光客がいて、ちょっと気まずかったです。ご飯なども特に用意されていませんでした。


今回、僕たちは携程(C-trip)というアプリから申し込んだのですが、ひょっとすると、成都でパッケージ旅行に入った方が割安だったかもしれません。たとえば、以下の旅行会社だと600元前後です。おそらく、ご飯も出ます。

ただ外国人の場合は保険料の兼ね合いで少しだけ値段が高くなる可能性もあります。あと、移動が大きなバスで窮屈です。また、ホテルのランクが大幅に下がると思います。



用意された宿について

自分たちは「阔博·琼熙私汤民宿(九寨沟景区游客中心店)」という観光地内にある民宿に泊まりました。調べたら二人で1泊3-400元くらいするそこそこいい宿でした。おそらく閑散期で空いていたからこんなにもいい宿に泊まれたのだと思います。

上記画像のように、清潔感があるだけでなく、民族風の装飾もされていて、非常に良い民宿でした。




スケジュール

2日間のざっくりとしたスケジュールについて紹介させていただきます。

1日目
・7:30 成都東駅から高鉄に乗車
・9:00 鎮江関の高鉄駅に到着
・11:00 黄龙风景名胜区(黄龍)到着
・15:00 黄龍を出発
・17:00 阔博·琼熙私汤民宿に到着
・17:45 尼玛扎西藏餐にてチベット料理を堪能

2日目
・07:15 民宿のブッフェを食べる
・08:30 九寨沟风景区(九塞溝)到着
・13:30 九塞溝出発
・17:30 鎮江関から高鉄に乗車
・19:10 成都東駅に到着

このように基本的には移動時間が長いです。中国国内の中でも秘境と呼ばれる観光地なので、どうしても移動に時間がとられてしまいました。



実際に観光してみて

それではいよいよ自分が実際に訪れた二つの観光地を写真を中心に紹介させていただきます!!!!



黄龍

まずは黄龍からです。



4月にもかかわらず標高があまりにも高いために雪が降っていました。。自分は軽装備だったので、終始震えていました、、、


なお、物資の運搬手法が非常に伝統的です(笑)このおじさん曰く80㌔近く運んでいるそうです。



山をどんどん登っていくと、雪とともに美しい池が姿を現します



池の色は太陽を反射して多彩な色に変化していきます。この池には大量の石灰質が含まれているそうです。雪と池のコントラストがこれ以上ないほどの絶景でした。山頂では、雪が残っているのですが、黄龍の入り口付近(標高3200m)では雪が溶けていたので、本当に絶妙なバランスのなか実現していること感じさせれらます。


以上が黄龍の景色になります。なお、上るのは結構大変です。そこまで広いわけでも、勾配が急なわけでもないのですが、標高が富士山よりも高いため、空気が薄いです。なので、酸素ボンベを20元で買って、吸いながら山を登っていきました!!





九塞溝

次は九塞溝についてです!!!黄龍ほどではありませんが、それでも標高2000mを超える高地なので空気の薄さをひしひしと感じます。ただ、観光地間の移動手段が基本は観光バスなのでそこまで体力的な負担は大きくありません


なお、地図が分かりにくいので、小红书(RedBook)という中国のインスタ的なアプリを参考にした方がいいです。

小红书:零零的异世界より


観光地内を全部見ると1日かかるそうです。自分たちは5時間程度しかなかったため、上記の画像で「必去(必ず行った方がいい)」と書いている観光地を中心に回っていきました!!なお、最初に右上の「箭竹海」から観光して、その後左上の「長海」を訪れ、最後にY字の足の部分を歩いていきました。



箭竹海は大きな「海子」(氷河の消失によって生まれた湖)が一面に広がっています。


次は五花海です。ここではコバルトブルーの水面下に沈んだ枯木を鑑賞することが出来ます。非常に映えます。


珍珠灘瀑布では壮観な滝を楽しむことが出来ます。心なしか涼しい気がします。


続いてY字の左上の方にバスで移動して、長海に向かいます。ここは九塞溝で最も大きな海子だそうです。必ず訪れるべきスポットです。


少し歩くと五彩池に着きます。ここは最も鮮やかな海子だそうです。なお、海子がこのように様々な色を醸し出しているのは、水酸化カルシウムを含む湖水、それを吸収した水生生物などの影響です。


その後、Y字の足の部分を歩いて、観光地の出口に向かいます。上記に比べれば、インスタ映え度は劣りますが、遊歩道がしっかりと整えられていて、気分良く散歩を楽しめます。



以上が九塞溝の中の様子になります。余談ですが、中国は観光地に少数民族を絡めたがります。九塞溝はチベット族の文化の象徴として世界遺産にも登録されており、チベット族の服を借りて写真を撮ったりもできます!!美しい景色と華やかな衣装がマッチするのでぜひ試してみてください。




九塞溝は本当に素晴らしい観光地なので、是非とも訪れてみてください!!
それでは、本記事は以上とさせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございました!!



四川省の成都を旅行した記事については下記リンクをご覧ください。



下記記事では、本記事で紹介できなかったチベット料理や成都で食べた四川料理を紹介していきます。




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