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ドラえもんと未来を語る企業たち

みんなの人気者ドラえもんは、22世紀(公式設定では2112年)生まれ。未来を象徴するキャラクターとして愛されてきました。今日はそんなドラえもんとタッグを組んで、未来を夢見る企業の事例をご紹介します。

【ドラえもんを起用した広告】

未来を示す象徴として、数多くの企業の広告塔にもなっているドラえもん。いくつか広告の事例を紹介します。

【1.Re BORN(2011)/TOYOTA】

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現在ソフトバンクが5Gってドラえもん? CMシリーズで話題を集めていますが、こちらはTOYOTAの元祖ドラえもん実写CM。(もう10年も経つのですね…!)「FUN TO DRIVE, AGAIN.」をキャッチコピーとしたトヨタは企業広告キャンペーンとして、「ReBORN」を共通タイトルに据えたCMを作成することとなり、「原作から20年後のドラえもん」のCMが誕生しました。キャッチコピーは「免許をとろう」。国際的映画俳優のジャン・レノが、ドラえもん役として登場したことで大きな話題を生みました。

ドラえもん: ジャンレノ(TOYOTA)ブルース・ウィリス(ソフトバンク)
野比のび太: 妻夫木夫妻(TOYOTA) 堺雅人(ソフトバンク)
源静香  : 水川あさみ(TOYOTA)上戸彩(ソフトバンク)
ジャイアン: 小川直也(TOYOTA) 八村塁(ソフトバンク)
骨川スネ夫: 山下智久(TOYOTA) 古市憲寿(ソフトバンク)
出木杉英才: 内村航平(TOYOTA) ???(ソフトバンク)

20年後、30年後ののび太達を比較してみましたが、当時の「時の人」が盛りだくさんなことがわかりますね。みなさんはどちらのキャスティングがお好きですか?

【2.すすメトロ!(2014) / 東京メトロ】

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「こんなことできたらいいな」を叶える存在としてドラえもんを起用し、"未来に向けて東京をより良くしていきたい"という東京メトロの想いと施策を、わかりやすく紹介していました。


【3. STAND BY ME マルチ広告(2014)/ TOTO,NIKON,その他協賛企業】


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2014年「STAND BY ME ドラえもん」の映画公開に合わせて、協賛企業6社がマルチ広告を出しました。「未来を変えろ」を共通のテーマに、各社が「未来」を目指し企業活動を続けていることを「ひみつ道具」でわかりやすく表現しました。

【4.Hello,Mirai Tokyo!(2016) / 虎ノ門ヒルズ】

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虎ノ門ヒルズを起爆剤に、東京の未来を拓く」という思いがこめられた
「Hello, Mirai Tokyo!」という広告メッセージのもとに
みんながワクワクできる東京「Mirai Tokyo」をつくる新キャラクター「トラのもん」が誕生しました!(グッズもたくさんあって可愛い)同時期に公開された「STAND BY ME ドラえもん」とティザー広告も行いました。

【5.21世紀のほんやくコンニャク!?(2019)/POCKETALK】

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ついに出ました「ほんやくコンニャク」!この商品が出たとき、まさにほんやくコンニャクじゃん、と思っていたのでドラえもんコラボ商品が出て嬉しかったです。

【6.STAYHOMEプロジェクト(2020)/ 藤子・F・不二雄プロ(藤子プロ)】

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コロナ禍で、先の見えない不安にひとびとが紛糾していたときに出た新聞広告です。未来から来た「ドラえもん」が「だいじょうぶ。未来は元気だよ。」と伝えることに大変意味があると感じました。あえて架空のキャラクターが伝えることによって、現実味はないけど希望が持てる広告となっております。

【番外編:ドラえもん名コピー】

「泣ける。」と話題のドラえもんの映画コピーは、日清「どんぎつねさん」やカロリーメイト「見せてやれ、底力。」を生み出した福部明浩さんやルミネの「運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。」「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」などが有名な尾形真理子さんが担当されています。(めちゃくちゃに良い。)

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【企業がドラえもんを起用する理由】

事例にもあったように、数多くの企業がドラえもんを広告として使用していますが共通点がいくつかあるように思えます。1つめは、「新しいことを始める決意表明をするとき」、2つめは「ワクワクする未来を想起させたいとき」、3つめは「わかりやすく機能訴求したいとき」、そして「大人になって忘れかけていた遊び心を取り戻すときだと思います。「新しい」「未来」「わくわく」を表すのに最適なドラちゃん、本物が誕生する未来はもうすぐそこにあるのかもしれません。

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