所要時間5分「心を静める」忙しさや緊張でのぼせた時のツボ刺激法 - 養生大意抄10
1.心は静かにしてやわらかに【原文】
心は静(しずか)にして和(やわら)かに躁(さわ)がしからざるを養生の一大要務とす。
如何となれば凡人の耳目口鼻の七竅皆上に在ゆへ見聞言語飲食に就て身内の諸気尽(ことごと)く上部へ引あぐることのみなり。
然るに心あらあら忙(せは)しければや神気うかみて気うはつる故、心気おさまらず、惟(ただ)逆上のみにて下降することなし。
素問に気降(くだ)るを順としのぼるを逆とすといへり。気常に逆上して久(ひさし)ければ必病を生ず。気常に順下なれば自