6月25日のサロン ;二つの生活の変化〜オンラインでのコミュニケーションとエンターテイメントのあり方とそれに対する調査のあり方
今日のオンラインサロンでは盛り上がっております。まず、日常生活のコミュニケーションの変化とエンターテイメントの感受の仕方の議論でした。
第一生命さんの研究レポートで、「緊急事態宣言下における別居家族とのコミュニケーション機会の変化(2)~別居家族とのオフライン・オンラインコミュニケーションは?:」というものです。
興味深い結論は、もちろんオンラインは進むのですが「一方、このような人に比べ該当者は大幅に少ないが、緊急事態宣言以降も別居家族 と「直接会って一緒に過ごす時間」が増えたと答えた人においても、それらが減った と答えた人以上に、別居家族とのオンラインコミュニケーションが増えたと答えた人 の割合は高かった。」とオンライン・オフライン両方でのコミュニケーションが増えたというのが興味深いところです。
もう一つは、三菱UFJリサーチコンサルティングさんのレポート「自粛生活におけるエンターテインメントの重要性 自粛生活におけるエンターテインメントの重要性」というもの。
「緊急事態宣言下の生活において、映画館や劇場、コンサート等多くのエンターテインメントが営業自粛の対象となった 一方で、自宅で楽しめる様々なエンターテインメントが人々のストレス解消に貢献したことがうかがえる。音楽や舞台などの ライブ・アーカイブ配信は、若い世代を中心に利用されたが、それでも「経験した」という回答割合は 20%以下となっていた」というコメントが文中にあります。
この20%を多いとみるか、少ないとみるかとが難しいところですが、最初として考えると悪くない数字と言えるかとも。
共にオンラインのコミュニケーションのあり方の変更を議論するでした。レポートを、こうやって並べて、比較するとそれはそれで面白いですね。
そして、最後は、大和総研さんの「新型コロナに伴う外出自粛が地域経済に与えたインパクト」でした。
こんな内容「◆本稿では、Google社が地図アプリの位置情報データを集計した“Community Mobility Report”のうち、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響が反映されやすい「小売店・娯楽施設」の人出について地域別の特徴を分析した。
◆月間ベースで見ると、5月の「小売店・娯楽施設」の人出は4月よりも少なかった。ゴールデンウィーク中も外出が自粛されたことや、新車販売台数が4月から減少したことなども考慮に入れると、個人消費の底は5月だった可能性が高い。
◆「小売店・娯楽施設」の人出を緊急事態宣言中と足元で比較したところ、東北4県(青森、秋田、岩手、山形)では人出がおおむね正常化した一方、九州3県(大分、鹿児島、宮崎)や山口、鳥取では回復が比較的鈍かった。大都市を中心に人出がとりわけ減少しており、回復も緩やかである。東京の人出の落ち込みは最悪期を脱したものの、足元では1月3日~2月6日と比べて▲30%程度と少ない。」
でした。
グーグルの地図情報をつかったデータ分析というところと、底が5月ということろ、そして、東北4県と九州3県の違いでの議論がありました。引き続き注視していければと思っております。
ありがとうございます!