非婚化率を下げる提案

背景
少子高齢化の原因の一つとして、非婚化率が高まっていることが挙げられます。出生率の低下と非婚化率の向上はかなり相関性があります。

非婚化率が高い理由の一つは、経済的な要因です。「結婚=お金がないとできない」というイメージが着いてしまった社会を改善するしかないです。
結婚や子育てには多額の費用がかかり、若者が安定した収入を得るまでに時間がかかるため、結婚や子育てを先送りする傾向があります。

また、女性の社会進出が進んだことにより、結婚や子育てが女性のキャリアに悪影響を及ぼすという考え方も広まっています。
それだけではなく、結婚や恋愛そのものに関心を持たない価値観も広がっていることも挙げられます。

そこで、非婚化率を半減させるためには、以下のような政策が考えられます。

1.新卒一括採用廃止とジョブ型雇用の導入
若者の給料が上がらない要因の一つに、年功序列雇用が挙げられます。どんなに優秀でも若いからというだけで低収入で働かされます。

自身のスキルにあったポジションに直接応募でき、その人に合わせた報酬体系を提案できる雇用制度を普及させる必要があります。セットとして考えるべきなのは、新卒就活の在り方です。新卒一括採用と年功序列は相性がよく、また個人に合ったキャリアを歩みにくい仕組みになっています。
より自分なりのスキルや経験を磨く機会を学生に提供しなければならないのです。

また、高い収入を払うには経営者もリスクがつきものです。そのため、解雇規制を緩和し、躊躇いなく高い収入を払えるようにすべきです。

2.働き方改革の推進
働き方改革を進め、労働時間の短縮や柔軟な働き方の導入により、結婚や子育てをしながら働くことがしやすくなるようにすることが必要です。また、ジョブ型雇用であれば、育休後もその人に合わせたポジションで雇用できるので、やはりジョブ型が合っています。

また、時間や心の余裕がなくてそもそも恋愛できないという若者も増えているため、労働環境の改善は恋愛をよりしやすい世の中にする効果があります。

3.子育て支援策の強化
子育てがしやすい環境を整備することで、子育てと仕事を両立しやすくすることが必要です。具体的には、保育所の整備や拡充、育児休暇の取得促進、父親の育児参加促進などが考えられます。
そうすれば、子育てが大変というイメージを少しでも緩和することができ、結婚前に子育てを前提とした結婚を躊躇う人が少しでも減ると考えます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?