「 体水分不均衡は、低舌圧、低握力と関連する 」
口の機能低下が全身に影響することは、テレビなどで放映されたりしてご存じの方も増えていることと思います。
特に舌の機能低下は、食べたり飲んだり、話したり、普通の当たり前の生活に支障が出てきます。
低舌圧と体内の水分量と関係性があるというのは面白いですね。
最近の記事ですが、目が点・・・
ポイント
体水分不均衡は、低舌圧の関連因子でした。
体水分不均衡は、低握力とも関連がありました。
歯科医療従事者も、低舌圧、低握力の患者では体水分不均衡など全身状態の些細な変化にも注意を向ける必要があるでしょう。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授と山口浩平助教の研究グループは、体水分の不均衡が低舌圧、低握力と関連することを明らかとしました。その研究成果は、国際科学誌 Journal of Prosthodontic Researchに、2022年6月22日にオンライン版で発表されました。
口の機能が衰えれば、栄養失調にもつながります。口を見て、全身を見るんですね。