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「空気を読む」って、どういう事?

「あの人、空気読めないよね」
「空気読めって感じだよね」

一昔前、KYなんていう言葉も流行りましたね。
グループで集まると、1人か2人は
空気の読めない人がいるものです。

空気を読むとは、どういう事でしょうか。

空気を読むということは、
その場の雰囲気や会話の流れからから
今こういう状況だなと推察すること。

そして、自分が何をしたら良いのか、
しない方が良いのかを予測して
次の言動を決めることだと思います。

逆に空気が読めないということは、
皆が帰り支度をしている時に追加注文してしまったり、
今の話と全く関係ない話を急にはじめてしまったり・・・

その場で何が起こっているか分からないか
気にしないかで、自分勝手に見える行動を
してしまうことだと思います。

空気が読めない人は、大きく2タイプに
分けられるかなと思います。

・自分の考えや気持ちを中心に行動する自己中タイプ
・空気の読み方が分からず気づいたらマイペースタイプ

マイペースタイプの中には、ADSやADHD
の方もいるかもしれません。

会話の流れや表情、態度などが読めないと、
他者が何を思っているか、次に何が起こるかを
予測するのは難しいでしょう。

いつもは空気が読めるのに、心配事や悩みがあると
それで頭がいっぱいになってしまい、周囲に意識を
配るのが難しくなることもありますね。

あとは、表情の変化や態度は読めても
その意味を間違えている場合もあります。

上手く空気を読むために

空気を読むために必要なのは、
鋭い五感力・客観的な観察力・コミュニケーション能力
だと思います。

自分の周りで起きていることに気を配り、
日頃の「気づき」を増やすことが大切です。

一緒に練習してみましょう。

●その場の空気を五感で感じてみる

視覚や聴覚はもちろん、肌感覚も使って
その場の空気を感じ取る五感力を磨いてみましょう。

言動には、その人の思いが無意識に滲みます。

視覚・聴覚・嗅覚や肌感覚をフルに使って
話している相手の声の大きさ、トーン、テンポ、
呼吸に気を付けて聞いてみましょう。

身体を乗り出しているか、腕を組んでいるか、
笑顔が出ているか、唇を噛んでいるか・・・

テレビや映画のキャラクターでも練習できます。

空気を肌で感じる動物的感覚を育てましょう。
顔は笑っているけれど、何だかチクチクする…
空気が重い、あたたかい、冷たいなど

これは後々、
こっちの道に嫌な空気を感じる、とか、
この人の空気はいつも冷たい、とか、
様々な場面で使えますのでオススメです。

●自分の主観を入れずに観察してみる

その場の雰囲気を感じ取り、主観を入れずに推測する力。
主観を入れないところが重要です。

今まで積み上げてきた知識や経験と
そのグループにある“暗黙のルール”を読み取り
自分の言動を決めてみましょう。

PTAの会合、みんな腕を組んだりしてピリピリしている。
いつも終わると早く解散するから、無駄話はしないようにしよう。

会社の昼休み、みんな食べ終わって仮眠したり携帯を見たりしている。
誰も目を合わせていないし、話しかけない方がいいな。

・・・など、自分目線ではなく、その場で
何が望まれているか推測してみましょう。

そのグループ内で空気が読める人を見つけておいて
分からない時はその人の動きをまねる、というのもアリです。

●コミュニケーション力は外せません

コミュニケーションとは、感情や意思、
情報を受け取り合い、伝え合うことです。

お互いの価値観を学び、考え方の違いを知れば
こういう状況の時、あの人はこういう考え方を
するだろうと予測できます。

たくさんの人がザワザワと会話している場では、
まず誰が中心でどんな話をしているのかを聞き
周りの態度から状況を読み取ってみましょう。

まず自分の話をするよりも、相手の話を聞き
目を見ながらあいづちしてみて。

「私も似たようなことがあって…」等と
自分の話に持って行かないように!
相手の話に集中して、しっかり聞きます。

もし質問されたら、相手の目を見ながら
相手と同じぐらいのスピード・音量で
簡潔に話をしましょう。

コミュニケーションが上手くない人は
自分の話ばかりを大声でしてしまったり、
他の人が話している時に全く興味のない態度で
携帯を触ってしまったりしがちです。

相手が話した分の情報が手に入るわけです。

そこから自分に合いそうな人も分かりますから
興味のない話でも、情報として聞いてみましょう。


自分に合った空気の読み方を見つけましょう

元々、空気の読める人もいらっしゃいますが、
多くの人は経験から学んでいらっしゃると思います。

色々なところへ行って色々な人に会う方が
必然的に経験値がアップしますね。

その人その人のキャラクターもありますから、
こうすれば良いという明確なルールはありません。

経験を積んで、自分に合った空気の読み方、
対応方法を見つけるしかありません。

失敗を繰り返して、人は成長していきます。
失敗した分、学べますから、どんどん外へ出て
出会いを楽しんで頂きたいなと思います。

身近な家族や友人と練習して、
少しずつ、空気の読める人になりましょう。

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