お葬式で涙が出る人って得だよね

みなさんはお葬式で涙を流したことありますか。正直泣ける人が羨ましいです。人として扱ってもらえていいなぁとおもいます。

泣けない人あるあるだと思うのですが、あんた人の心あるの?みたいな目で見られるんですよね。しかも遠い親戚ほど目つきが怖い。涙を流したり、言葉で故人との思い出を表せないと人間失格の烙印を押されがちです。辛い。

検討は付くかと思いますがわたしは涙が流れないタイプです。悲しいんですけどね。辻村深月さん著「僕のメジャースプーン」という本で主人公が ”人は自分のためにしか泣けない”(自己解釈)と言っていたのが頭の中でループしてこれは自分のために泣いているのか・・なんで泣こうとしているんだろうと自問自答が始まって涙が引いちゃう。

そもそも他人に故人を偲ぶという感情をとやかく言われる筋合いはないと思うんですよね。涙という形じゃないだけで、葬儀の間夜通し寄り添っていたし数年たった今も想っている。おまえ数年先の感情まで見通せんのか?と言いたくなります。

でも、遠い人だと涙がでるんですよね。映画やドラマではしっかり泣ける。思い出すことが今後の人生で少ないから、この一瞬で泣くしかないと無意識に思っているのかもしれません。

私の涙の基準は今後思い出すか出さないかの差で無意識に判断しているとしたら、お葬式で泣けない自分も良い人間な気がしてきた。

お葬式で泣ける人が今後故人を思い出さないと言っているわけではなくて、お葬式で泣けない人もちゃんと故人を偲んでいるよっていうお話でした。






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