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『じゃーじゃー』

誰でもいい。御教授願いたい。
あなた様の『ゲリラー』対策を教えて欲しい。よい案があれば、どしどしコメント欄に書いて欲しい。これは、とても切実なことで、私は今週2回漏らしている。
「じゃーじゃーじゃーじゃー」どこかの方言のような、『じゃーじゃーの滝』が私の尻から酷い勢いでTOTOの便器を『じゃーじゃーの珍瀑布』に変えている。マイナスイオンはでているのか。それはどうでもいい。跳ね返りも凄まじいのでアルコールで便座裏も常に拭いている。

さあ、ピカピカになった。
トイレから出ようとすると『妖怪じゃーじゃー』が私を引き止める。
「まだまだだよ、二階へいったら間に合わないぜ」
「そか」
私はズボンを下ろしながら、「おい、じゃーじゃー。私の肛門はもう使い物にならないぞ」
「ふん、そんなのしらないや」
私はパンツを下ろしながら、「じゃーじゃーには肛門はないのかい」
「ないよ、妖怪は食ったら食った分だけ偉くなるんだ。人間のように食ったら排出するなんて無駄もいいとこだね」
私はじゃーじゃーしながら、「じゃーじゃーは、食った分がぜんぶ身になるんだね。人間も本来はそうあるべきだと思う」
「そうさ、食った分の幾らかを排出するなんて、人間が未完成な証拠だぞ」
私はINAXの弱でマッサージしながら、「そう、人間は未完成品だ」

「じゃーじゃー、また会えるかな」
「会えるさ、あんたがじゃーじゃーすれば。それが合図さ」
「もし、私のじゃーじゃーが治ったら」
「他のじゃーじゃー者を探すさ。しかし、あんたほどじゃーじゃーするのは滅多にいないね。見事なじゃーじゃーぶりだったぜ」
「そうなの」
「あんたは躊躇いがないからね。素直な音色のじゃーじゃーを出せる者は、選ばれた者だけなんだ。おっと、これは秘密だった」
「ひみつ?、もしかして、私は勇者なのかい」
やはり、そうか。私は幼少期から『じゃーじゃーっ気』があった。これは天から授けられた勇者の証し。生まれながらにして私に授けられたのが、この『じゃーじゃー』なのか。なるほど。もっといいものがよかった。
で、この『じゃーじゃー』は何に使うのだろうか。
「じゃーじゃーねー」、『妖怪じゃーじゃー』はひゅいっと下水管に失せた。
私も心のなかで「じゃーじゃーね」と言った。


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