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エッセイのほう

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野蛮で図々しくてくだらないことを書いています。400字~2000字くらいでしょうか。
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#ノンフィクション

『ほう』

「ほう」と感心してみましょう。 何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。 また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。

『BMIモラトリアム』

ひとまず、2クール目の投薬期間が終わった。 投薬期間の2週目は『ゲリラー』との死闘だった。来週の月曜日までの6日間は、休薬期間になる。此処で体力の回復に努めなければならない。 昨日は『フルーティーファスティングフェス』のゲストに『おもち』を招待してみたのだが、その成否は3クール目に持ち越しになるだろう。 私を人体実験にして、ツラくならない『ガンかわいがり』の生活を色々試すつもりだ。 2クール目の投薬期間の最後の晩餐は『おもち』だった。悪くない感触を得ている。 3クール目は『ゲ

『フルーティーファスティングフェス』

太る人もいれば、痩せる人もいる。そうは、聞いていました。 3週間で1クールの『ガンかわいがり』治療の事だ。私の場合、1週目 は、ほとんど体重の増減はなかった。 2週目に入ると『ゲリラー』由来の体重の減少がみられるようになってきた。明日、2クール目の2週目が終わる。 5㎏は痩せた。2週目の私は、ふらふらだ。だるだるだ。ぐったりだ。 『ストッパ様』でも私を助けられなかった。 いっそ、「ファスティングフェス」を開催しようか。 何を食べても「じゃーじゃー」排出されるだけだ。ほとんど

『さようなら、こんにちは』

もはや、諦めの境地。 『ゲリラー』の事だ。今日と明日を乗り越える事ができれば、『ゲリラー』の副作用は止まるはずだ、が。 私の過敏性腸症候群の方と『ガンかわいがり』の副作用がダブルで襲いかかってくる。どちらを標的にして対処して良いのか解りかねる。本命はどちらなのだ。調べれば調べるほどに、わからなくなる。 老齢の癌患者が、副作用のツラさから投薬を止めてしまう理由もわかるような気がする。私の場合の副作用は『ベンピーラ(便秘の事)』にはじまり、やがて『ゲリラー』に変じていった。 吐

『別れと出会い』

別れと出会いが、早すぎる。やはり、おかしい。 今回の文章は『下品下痢極まりない』ので、他者様のマガジンに掲載するのは控えよう。私は今から『お漏らし』の話をしなければならない。 しなければならない。という訳でもないのですが。『ガンかわいがり』の参考にでもなればと、恥を忍んで書こうと思う。 『ガンかわいがり』の2クール目の服用期間の半分を過ぎたあたりから、ずっと、ずっと、ずうううっと『ゲリラー』だ。『ゲリラー』はとうぜん、『アムラー』から頂戴した。それに、『ゲリラ豪雨』を足した

『ズバカラコロン』

老齢の両親が出来るだけ階段を使わないように、一階の階段に熊の意匠がついた2連のベルをつけている。いわゆる熊鈴だ。 「カランコロン」とした気持ちのよい音色がする。 私に用件があるときは、そのベルを鳴らす事になっている。そのベルの名を変えようと思う。 私は、『クーマンベル』としたい。 元サッカーオランダ代表の往年の名ディフェンダー。ロナルド•クーマンからその名を頂きたい。クーマンと言えば、ロングシュートの名手として知られている。我が家の一階から二階へ「ずばーん」と、地を這うよう

『4択問題』

『アーガ秘水』の謎謎しさが解けた。 ヤマブドウ、ノブドウ、の焼酎づけだった。 父親の故郷では、ブスブドウ。母親の故郷では、ドクブドウ。 地方事に様々な呼び名があるらしい。 そもそも、ドクブドウ酒は我が家にあった。母親が書いた貼り紙もあった。 『毒。飲むな』とあった。飲んではいけない地方もあるらしい。 肝臓に良い、とも聞く。続けて飲もうと思う。 私はこれを『アーガパワー』と言っていたのだが、どうしようか。 4択問題だ。 『ヤマパワー』『ノパワー』『ブスパワー』『ドクパワー』

1クール目の『ガンかわいがり』を取りあえずコピーしてまとめています。ただいま、鋭意編集中です。島尾敏雄の『死の棘』と『死の棘日記』のようなバランスにしようかと。あ、16000字あります。 https://note.com/seinohou/n/n6a8effbdd51a

『ガンかわいがり1クールまとめ』   面白いと思いますので暇な方はどうぞ。16000字。

朝の8時から夕方16時半まで病院にいた。 今日は3週間で1クールの抗がん剤治療の初日だった。1クールの初日は抗がん剤の点滴を入れる日になる。それから、別の抗がん剤を2週間服用する。そして、必ず3週目には抗がん剤を持ち越さない。7日間の回復期間が設けてあるからだ。それで、2クール目に入ることができる。 もし、抗がん剤を飲み忘れても、最終週には決して服用してはいけない事を、薬剤師から念を押されている。 これが、何クールつづくのかはわからない。なるようになるだろう、としか言えない。

『ハレルヤ』

手の毒手化は進んでいる。 だんだんと、焦げ茶っぽくなり、強そうで怪しい手に近づいている。 ただ、噂によると一週間の休薬期間で、もとの色にもどるそうだ。もったいない。 いつのまにか2クール目も、一週間を過ぎていた。 副作用(吐き気、胸やけ)のない、食事の仕方も覚えた。食い過ぎなければいい。それだけだ。1クール目より、楽になってきたかもしれない。 『ピリピリバンバン』も、いまはない。 私に触発されて、父親もバリカンで『マルガリッタヘア』にするそうだ。暖かくなったら、私が庭で父

『ダダダデスダッタ派』

春の嵐の2度起き、3度起きのせいで酷い有様だ。 『キア痛』も起こるし、なんなのだ ま冬のように、ひっちゃかめっちかゃかに荒れ放題の我が家の庭だ。 さて、みなさんはお気づきだろうか。 私が、『ダダダデスタダッタ派』の書き手の、『句読点過多派』である事を、だ。 『ダダダデスタダッタ派』とは、文末が、~だ。~た。~です。~だった。で、終わるものの、とくにダダダダッと『だ』を愛する者の『派』の事だ。 『句読点過多派』は読んで字の如し、だ。 これが、私には心地よい文章のようであり、癖

『鼻血前線』

今日、私の『標本鼻』から凝固した『目安鼻血』を確認しました。 2クール目の『鼻血前線』は9日目(4/9)となった。 これから暫くは、土いじりやDIYなどは避けて、身体に傷を出来るだけつくらない生活をおくる、はずなのだが。 間が悪い事に、今日、新しい玄関の外灯を取り付けなければならない。なぜなら、玄関の外灯を昨日、全部取り外してしまったからだ。早く取り付けなければ真っ暗だ。夕方の来客や宅急便の配達員へ苦労をかけてしまう。しかも、夜中から一日中雨ではないか。 省エネと防犯の観点

『ベタピン細胞』

皆さんは、『ベタピン細胞』をご存知だろうか。 『ベタピン細胞』とは、己の髪型に容姿の方からべたりと寄っていく、細胞の働きの事だ。毎朝鏡を見るたびにおかしいとは思っていた。 人生二度目の『マルガリッタヘア』が似合い過ぎていたからだ。 私は、『マルガリッタヘア』の申し子だったのか、と勘違いするほど『ベタピン細胞』の働きは活発化している。 「ところで、『ガンかわいがり』のほうは大丈夫でしょうか?」 そんなお伺いをかけたくなるほどに、日日『マルガリッタヘア』に私のぜんめんぜんたいが

『連打小僧』

飛び込みの屋根修理の若者のセールスが絶えない。 古い家だから仕方ないのだが、インターホンを連打されるのは流石に不快だ。『屋根瓦連打小僧め』が。インターホンを連打する怪しい屋根屋に亙の修理を頼むわけがない。 これは明らかに老齢の者が住む住宅を狙った詐欺臭がプンプンする例のあれではないか。半病人の私が家にいるからいいものの、両親二人の時などは心配だ。 私が、「この辺りの町内で断トツに貧乏なのがこの家だから、他をあたれ」と言っておいたのだが、一月に1.2回の頻度でセールスが来る時