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#永住許可取消しに反対します

現在、永住許可取消し法案が反対の声を無視して通されようとしています。
本法案の問題点などの詳細は以下の永住許可取消し反対連絡会による反対声明文をご参照ください。


首都圏学生ユニオンは、永住許可取消し法案に強く反対します。

 ユニオンの仲間が働くスシローやかつやには、移民労働者が複数人います。そこではみんなおいしいお寿司やかつ丼、より良いサービスを提供するため、身を粉にして働いています。そこに国籍なんて関係ありません。私たちは国籍や人種、宗教、性別などの違いを超えて、同じ労働者です。
 しかし、移民労働者は脆弱な労働条件や生活環境を強いられており、現時点で既に「日本人」労働者と「移民/外国人」労働者の間には大きな待遇の差があります。そのような状況下でも日本のあらゆるサービス、そして経済を支えているのは、紛れもなく移民労働者や永住者です。それにもかかわらず、日本国籍を持っているかどうかで保障されるべき最低限の権利や取れる選択肢の幅、故意/過失に関わらずミスをした際の罰則が異なるのは、単なる差別に他なりません。
 そして、差別とはいかなる場合においても常に不当です。そのような正当性のない法案が当事者の意見を無視して押し通されようとしていることに強い憤りを覚えるとともに、今も法案の動向によって想像できないほどの不安を抱えている当事者に連帯し、一緒に声を上げます。

 この法案が通ってしまうことは、単に法律が変わるだけではなく、移民労働者や永住者の築いてきた生活、育んできた命、繋いできた交友関係を上から踏みつけ、粉々にし、消してしまうことだと、自覚してください。
私たちは、日本のすべての労働者が、日本で安心して働けて、安全に暮らせる社会を望みます。

組合員の声

―Tさん
私の母親は特別永住権を持っている在日コリアンです。社会保険料の未納などの背景には本当に色々な事情があるはずで、単なるミスや故意のものであったとしても、国籍によって受ける対応が異なるということは明らかに差別になります。しかもその内容が、生きていく権利と地位を奪いとるというものであることがどれだけ差別的なものかということが分からないのでしょうか。考えると恐ろしくて悔しくて仕方がありません。人間をなんだと思っているんでしょうか。
政府や財界が主導して移民労働者の枠を拡張しているのにも関わらず、永住者に対する締めつけを強くするとは、なんて身勝手な話かと怒りがとまりません。外国籍の人の命がどれだけ軽んじられているかを思い知った一件です。これは外国籍の者だけの問題ではありません。自己責任論を振りかざし、社会保障を削り、人を搾取する社会の問題でもあります。本当に許し難い。絶対通してはいけないと思います。

―Sさん
私は移民や難民を人間として扱えない社会で生きていきたくありません。この法律によって構造的差別を強化し、不当な扱いを受ける人がさらに増えてしまうことは絶対にあってはならないことです。私たちは、どんな人であろうと、ここ日本で人権が保障された生活を送ることができることを望みます。

―Mさん
些細なミスで永住許可のを取消す一方、政治家の裏金や汚職は黙認する歪み切った非対称性が許せません。色んな思いや事情を抱えて日本に来て永住権をやっと得られた方やこれから取得しようとしている方だけでなく、もともと日本で生まれて権利を持つけれども今回の法案によって生きてるだけで将来が脅かされる方もいます。すでに外国人嫌悪的な雰囲気が高濃度な中(特に国籍・ルーツに限らず、見た目や言葉のニュアンスでの排除が多いですが)、あらゆる手続きでバイアスや不当な扱いを当該者が受けることも想像できますし、実際に起きてきたことでもあります。取消しに関わる運用者や関係者が日本社会における当該者に降りかかる既存の差別やそれに伴う被害、機会損失などの不利益や精神的なダメージを受けていることを理解しているとは思えません。現に街中では警察によるレイシャルプロファイリングなどが横行しています。政治家ですら、「日本人」と「外国人」の犯罪率に差はないのに「外国人による犯罪」を強調しヘイトスピーチを拡散している。そんな体制の中で作られたこの法案は害悪です。#永住許可取消しに反対します。

以下のフォームで永住許可取消し反対連絡会が賛同者・賛同団体を募っているそうです。ぜひみなさんも賛同をお願いします。

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