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労働組合ってなに?

労働組合ってなに?

「労働組合って学校で習った気がするけど、よく知らない」
「会社にあるけどなじみがない」
「非正規だから入れない」

 そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?
 今回は、労働組合とはなにか、そして首都圏学生ユニオンが行っている活動についてご紹介します。

労働組合とは

 労働組合とは、労働条件を改善するために、労働者が集まって会社や国に働きかける団体です。自分の職場で自ら労働組合を結成することもできますが、2人以上でなければいけません。しかし、既存の労働組合に加入することは、1人から可能です。

労働組合は何ができる?

 労働組合では、主に団体交渉で会社との話し合いを行います。労働者個人と会社、もしくは上司と部下などであれば、どうしても力関係があり、対等な話し合いが難しい場合も少なくありません。学生アルバイトや主婦パートなどは特に、社会的にも経済的にも立場が弱く、勇気を出して抗議しても、理不尽な対応をされることもしばしばあります。しかし、「1人で会社に言っても取り合ってもらえなかった」という場合にも、労働組合に加入して団体交渉という場を設けることで、会社の態度が一変し、誠実に対応するようなケースもあります。労働者からすると腹の立つ話ですが、労働組合にはそのくらいパワーがあるのです。
 また、団体交渉で意見が決裂し、話が進まなくなってしまった場合などには、店舗前での抗議行動や、宣伝のためのチラシ配り、ストライキなどを行います。最近ではこのほかに、オンライン署名で世論の支持を集め、イベントを開催したり、会社に提出するといった活動もしています。

首都圏学生ユニオンとは?

 首都圏学生ユニオンとは、首都圏の学生のための、学生による労働組合です。現在学生が20名ほど活動に参加しており、高校生から大学院の博士課程の人まで年齢層は多様です。労働組合といえばおじさんばっかりみたいなイメージがある方もいるかもしれませんが、首都圏学生ユニオンはそうではありません。
 また、首都圏学生ユニオンでは、労働運動だけでなく、ジェンダーイシューやフェミニズム、反貧困、反戦・反核、などにも取り組み、読書会や制度要請、署名集めやイベントの開催を行っています。これは、労働運動が、社会の階級格差を是正するための、差別をなくす運動だからです。つまり、労働運動は、全ての運動に繋がっています。社会問題や市民運動には関心があるけど、労働運動はよくわからないという方にはぜひ知っておいていただきたいことです。

どうやって入るの?

 首都圏学生ユニオンは、〈誰でも〉〈ひとりから〉入ることができます。
 職場でシフト強要を受けている、パワハラ・セクハラにあった、給料が1分単位じゃなく15分単位で払われている、着替え時間に給料が払われない、給料が安すぎる、残業代が払われないなど、「これ、労働問題かな?」と思い当たることがあれば、気軽に電話、メール、相談フォームからご連絡ください。
 また、自身の職場で労働問題がない場合でも、労働運動に興味がある、関わってみたい、学生と一緒に有意義な活動がしたい、という方も、いつでもひとりから入ることができるので、メールやSNSのDM等からお気軽にご連絡ください。

お待ちしています!!!!

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