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知られていない志事だけど"忘れられるべき志事"

今絶賛放映中で
Amazon Originalドラマ
エンジェルフライト - 国際霊柩送還士 -

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大切な人を異国で亡くした。
そんな人々の引き裂かれるような悲しみに向き合い、“最後のさようなら”をしてもらおうと奮闘する人々がいる。

そんなキャッチコピーのこのドラマの

国際霊柩送還士


聞いたことありますか?
ちなみに実在する職業。

国際霊柩送還士とは…
外国で亡くなられた日本人の方の遺体送還業務全般になります。
具体的には、空港での待機からご遺体の引き取り及び処置・メイクアップ、ご遺族への引渡し、安置場所への送還まで。

遺体の修復をするエンバーマーとも似ていますし私の職業である納棺師にも似ています。

唯一違うのが送還すること。

遺体の状況が悪い場合もある。
海外から日本に来た後、葬儀屋で遺体保管するには遅すぎる場合がある。

なるべく早く遺族の元に帰らせるために
飛行機から降りた瞬間から遺体を綺麗にする。


世間では知られていない職業。
(私も知らなかった)
でもタイトルにも書いた
なぜ"忘れられるべき志事"なのか。


台詞が記憶に残ったのでご紹介。

第2話の無差別テロ事件で亡くなった3人と遺族の物語。

ネタバレになるのである程度は省きますが
海外から日本に帰国して遺体を綺麗にした後
遺族の元へ帰らせて遺体とご対面の時
遺族は気丈に振る舞うが中々遺体を見れない…

主人公たちは静かに立ち去り
言葉にした台詞。

「思い出だけが必要なのに、
搬送してきた人間なんて忘れた方がいい、
私たちの仕事は忘れられるべき仕事なんだよ。
もちろんご遺族のケアも大事だけど、
パーっと立ち去ることも必要なんだよ。」

今まで過ごしてきた日々を思い出したいのに
故人様が背負ってきた痛みや苦しみを感じてしまう人もいる。

寄り添うよりも思う存分悲しんで、寂しがって心の昇華をしてほしい。
その悲しんだ後は、楽しかったこと・嬉しかったことを思い出しながら過ごしてほしい。


これは納棺師の私からも言えます。
脳内の米粒くらいの記憶でいいくらい
むしろ覚えてなくてもいいくらい
悲しみよりも、喜びで思い出を浸ってほしいと思っている。


どんなに仲が悪くても、疎遠になっていても
最後くらいはちゃんと見送ってほしい。


尊い志事の先は
華やかでもなく、羨むこともない
ひっそりと誰かのために
最後のお別れとなるように
後悔がないように
導き出してあげる職業なんだと思う。


そして全ての人に言える仕事(志事)とは…

やってあげてるんじゃない。
やらせてもらってるんだ。
そう思ってやってれば、いつか相手に伝わる

とも台詞で言ってました。
これはこれを読んでるあなたにも言えること!


私もこの職業はやってあげてるよりもやらせていただいてる。

どんなに顔色が悪くても、
「私が綺麗にする!」という自信を持ってね。

大切な人たちに
囲まれながらちゃんとお別れが言えるように。




違う現場ではあるけれど
親近感はある国際霊柩送還士。


どんな状況でも遺族の元に帰してあげる。
そしてたくさん"お別れ"を伝えてあげる。


それが私たち
"死"と真正面から向き合う職業です。



第1話から最終話まで
涙なしには見れなかったです。

誰もが平等に与えられる"死"
何処で死ぬかも、どうやって死ぬかもわからない。


だからこそ
今やりたいこと、行きたい所に行ってみる。
何かしらの後悔は必ずある

でも"ここまで生きてきて良かった"と
思える人生であるように生きていこう!


誰もが深く考えさせられるドラマです。
ぜひ見てみてくださいね!
(私もこのドラマを見るだけでアマプラ介入🤣
一か月まで無料時までに解約するつもり笑)


ここ最近特に『生と死』を意識したドラマや映画が多くなりました。

それくらい"死"は身近にあるものだと
心に留めておくべきことですね。



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