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納棺師についてQ &Aに回答

最近、有難いことに納棺師について
お問い合わせいただくことが増えました。

納棺師に興味がある。
納棺師を間近で見て転職してみたくなった。
どのような方法で納棺師になるか。

過去に書いた記事もあるので、そちらもご覧ください。

納棺師の日々についてはStand.fmでも配信しています。
そちらからも聴いてみてくださいね!

それを、踏まえて頂いた質問に答えていきます。
重複してる部分はあしからず…


Q.会社勤めですか?だとしたら仕事内容は納棺師のみですか?

A.会社勤めです。
納棺師専門の会社に所属しています。

納棺師になるには、葬儀社に直接勤め納棺師として働くか、納棺師専門会社で勤め葬儀社から依頼を受けて働くか。

独立してる納棺師は、葬儀社を通じず個人的に依頼を受けることもあります。
地域や環境によって、働き方は様々です。


そして、専門学校に通って納棺師になる人もいます。

葬儀専門学校で学んだり、
納棺師専門学校 おくりびとアカデミー

専門学校に行くと葬儀関連も学ぶことができるので
納棺師〜葬儀ディレクターを目指す人もいる。
納棺師もより深い所まで勉強出来るので、
時間とお金がある人は通っても良いかもしれない。


私はとにかく転職したくて
納棺師を目指したくて納棺師専門会社に就職。

ほとんどの求人は未経験OK
技術の習得や研修が充実しているところを探した。

私は初日から現場に出合わせて
先輩の技術や作法を見ながら学びました。


とにかくどんな事でも大切なのは

習うより慣れよ

机に向かって資料見ながら学ぶより
現場に出て、実際に目で見て触れた方が格段にスキルは上がる。


"納棺師だけの仕事ですか?"
納棺師と言うものでも色々と役割があります。

処置→着替え→メイク→納棺
最終的な工程は同じです。

その間に湯灌(お風呂)に入れてあげることを希望する人もいます。

昔だと男女問わず隠すさずにお風呂に入れてあげた、と聞いたことがありますが最近では、簡易お風呂みたいな形で肌を見せず故人様の身体の上にタオルを敷いて、納棺師が洗ってあげます。
(導入している会社によって違います)

俗に言う湯灌師ともいいます。
最近はすべて納棺師と括ってますが。

こちらは2人組で伺うので
故人様が体格良い人や重い人など、
着替えや納棺時に2人組で行うとやり易かったり
故人様を丁寧に扱うことが出来る。

湯灌が入らない場合、
一人で行うことが多いと思いますが
ある程度経験積まないと一人行動は難しいかもしれません。

なんでもそうですが、
あらゆるトラブル、突発的に受ける質問など
勉強や経験がなってないとクレームに繋がることにもなります。


そちらは会社によって、働き方は違うので転職希望する人は見極めが必要。

Q.同期の死がきっかけで興味をもった。
いつか働きたいが先になりそう。今は看護師として勤務…

A.興味ありがとうございます。
そして看護師から納棺師に転職している人も多いです。


看護師は人の死ぬ瞬間を立ち会うのが多い職業

終末期を向かえる人や余命があと少しの人
目の前に死が迫り来る人に対してのケアなど
一番"死"に向き合っている職業だと思います。


そんな看護師からも質問きました。

『エンゼルケアをやる機会があるのですが、お恥ずかしながらエンゼルケアの勉強会とか模擬の実技会とかに参加したことがなくて。
でも、死後硬直前の柔らかい状態のご遺体に触れるので
固まる前にどんな風にお体をしてあげたらいいかとかどう綺麗にしてあげたらいいかとか専門の方から聞ける機会があるとすごい興味深いです』


看護師さんがエンゼルケアをやっていただけるのは正直有難い。

亡くなった後、顔の乾燥や変色することはよくある。

あとは、亡くなった後に遺族にお顔を見てもらうためにエンゼルメイクや浴衣に着せ替えたりなど

忙しいながらも、亡くなった人に対してのケアが素晴らしいと思います。


ですが、口を開いたのを閉じてほしい、洋服・経帷子に着替えてほしい、メイクしてほしい などの要望はあります。


その時にメイクする場合は
せっかくメイクしてくれたのを落としたりしまわなければならない。

あとは、遺族から「男性看護師さんがメイクしてくれたんだけど、ちょっと違う…」と言われたことも。

もちろん、亡くなった直後と数日経った顔色は違います。


むしろ納棺師側がメイクしても顔色が変わることがあります。

故人様は個人によって違います
腐敗の進行は人それぞれなので。


アンサーが長くなりましたが、
看護師の仕事は生と死を一番間近で感じる仕事だと思います。

死に行く人を看取るのが、一番ツラいと思います。

これは誰もが出来ることでもない。
その誰もが出来ないことをし続ける意味もあるかと。

自分が何を持って、この仕事がやりたいか。
やり続けたいか。

これに疑問を持ち始めた時に、もう一度見つめ直し転職するか否かを決めるといいかもしれないです。


質問いただいた方、ありがとうございました。
また納棺師について質問ある方はぜひどうぞ!


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