やっと緩和した!会えない葬儀から会える葬儀へ
繁忙期真っ只中の納棺師です。
去年から人が死に過ぎているので
例年にないくらい忙しい日々を送っています。
まぁ、寒くなる季節は通年増えますが…
火葬場も順番待ちが発生していますね。
(年末年始は休業しているのも関係あり)
新年早々に葬儀業界にビックニュースが飛び込みました。
コロナ感染者の葬儀
制限を大幅緩和…「納体袋」は不要に
どういうことが緩和されたかというと
コロナ以外の死亡者と同様に、
故人に触れて最後の別れを告げることが可能となる。
今までコロナ感染者が亡くなった場合
顔を見れずに納体袋に包まれながら
そのまま納棺→火葬という形になってました。
(地域や葬儀社によって違うけれど)
火葬した後も骨上げ出来ず
そのまま火葬場側で骨壷に入れられ
自宅で受け取る形になっていたらしい。
(遺族が濃厚接触者の場合は玄関に置いて行くらしい/葬儀担当者から聞いた話)
・面会も行けない
・最期の看取りもできない
・納棺後もお顔を見られない
・立ち会えない
・収骨すらできない
"コロナに罹ってます"というだけで
こんなにも対応が違うなんて遺族は悲しみが倍増するでしょう。
最期の姿を見れないのが一番の後悔に繋がるから。
それがもう緩和されています。
葬儀社や葬儀関連業種(納棺師含む)に向けられたガイドラインルールも発表、実行されました。
4月には2類から5類に下げることが決まり
ようやく終結を迎えますが
まだまだ課題が残りそうです。
いつもコロナのあれこれを参考にしている
中村さんの記事にも書かれています↓
どんなことが可能になるのか
納棺師として得たことを書いています。
今までの厚労省が発表したガイドライン
・遺体は「納体袋」で包む
・遺体に触れることは控える
・濃厚接触者の参列については無症状の場合でもオンラインを活用するなど対面を避けるよう推奨
↓
・「遺体に触れることは控える」という表現を削除し、触れた場合は適切に手を洗うよう求めている
・濃厚接触者は基本的な感染対策をとれば葬儀や火葬に参列できる。
葬儀社や葬儀関連業者のガイドラインも変更。
私たち納棺師は
今までは死因がコロナで亡くなった場合
死化粧・納棺の業務は一切引き受けないことに。
万が一の場合には、防護服を身につけるというね😂
今回"納体袋不要"の際
死後処置をしている遺体のみ納棺師は
着替え・死化粧・納棺まで出来るようになりました。
(納棺師会社によって違います)
死後処置とは・・・
死後処置は病院で亡くなった場合は
看護師さんがエンゼルケアとして行うか
葬儀社が行うこともあります。
その段階を踏んでから納棺師の登場という
色々やるべきこと、確認事項は多いですが
綺麗な形で見送りできる機会が増えたことは
喜ばしいことだと思います。
以上のことを踏まえても
会えずに収骨されて帰ってくる場合もあります。
身近で起きた場合は、必ずどういう措置になり、対面できるのか、葬儀はできるのか葬儀社と深く話をした方がいいでしょう。
私はコロナはインフルエンザ程度だと
始まった時から薄々感じていたので
茶番がようやく終結したんだと思います。
またこれからも"何か"始まると思うけど…
コロナで亡くなることで
最期の別れも出来ない世の中になったこと。
コロナ禍になったことで
生前の姿が思い出せない、会うのが久しぶりになったこと。
コロナ禍になったことで
葬儀をできない、呼ばない、しない選択をした人も多かったこと。
会えない日々が続いた末路には
最期の顔も見れない、触れられない
そんなことで遺族の気持ちは昇華出来なかったはず。
でもその昇華がやっと終わることができた今
会えなかった人と寄り添い、語らい、感謝することが出来るだろう。
どんな形で亡くなっても
最期の別れは誰でもしたい。
綺麗な顔じゃなくても
状態が変わった身体であっても
納棺師が会えるように努力します。
会えない悲しみをなくすことができた今
会えて感謝を伝える納棺式に尽力したいと思っています。
大切な人と会える最期の時間を
提供できるようにするのが納棺師のお志事です。
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