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おじさんの海外移住願望とサザエさんの関係を考察した話。

土曜日なのに、この記事を読んでびっくりしました。

「いつか海外移住をしたいと希望してる30代から50代のサラリーマンは何を準備すべきか」っていうとても面白いコラムです。びっくりしたのは準備すべき項目。(有料noteなので割愛紹介で)「収入」「生活力」「語学」を準備しましょうってことなんですが私が驚いたポイントはただ1つ。

「収入」「生活力」「語学」なしでどうやって生活しようって思ってるんですか?

ただ、彼らの思考もわからんでもないのです。だって収入も、生活力も勝手に上がっていく時代に生きてたんだから。語学ももちろん今よりも必要なかったわけです。

そう、日曜日の夕方、サザエさん見ても絶望的な気持ちになることもなかったでしょう。っていうかまだサザエさん続いてるのか。このサザエさんを楽しみに見てた層が「何もなくても東南アジアなら海外移住楽勝でしょ」と思ってるのではないでしょうか。

今改めて確認すると、「サザエさん」の登場人物の高学歴、そして仕事の平穏さに驚かされます。でもね。こういう時代があったことも事実なんですよ。俺は前世代の人間だから、わかるぜ。。

そしてお父さん(サラリーマン)という存在が家庭のインフルエンサーであり、池上彰的存在であったわけです。サザエさんを見た後には7時のニュースになって、そのニュースを見ながらお父さんが色々ニュース解説してたわけです。そう、多くの家庭にそれぞれの「池上彰」が存在していた。そして池上彰の話を聞いて家にあった新聞を読んだり新聞広告が出てる本を買って読んだりして、家族はそれぞれ世界を広げる余裕があったわけです。

でも、今はお父さんを含め家庭内において「家に本を買えない(買う余裕がない、読むスキルがない)、新聞やテレビなどのメディアの立ち位置が変化情報を多面的に得るためには語学が不可欠だけどそのスキルがない(Google翻訳などを使いこなせない含む)と情弱家庭は情弱まっしぐらなわけです。このブログからその分析を気づかせてもらいました。

情弱家庭になってしまうと情報収集スキルがどんどん低下する故、情報収集のための投資は行われません。取得する情報の質が下がれば下がるほど生活の質が下落傾向になるのが現状、ますます余裕がなくなっていくと推測されます。

そして、自分の既存の情報だけが「この素晴らしい世界」と思い込んでしまう。では一曲。

収入、生活力、語学なしで「移住したいなあ」と思うサラリーマンのお父さんは「収入、生活力、語学の準備がなくても東南アジアくらいだったら生活できるんでしょ」的な視点しか持ち合わせていないと私的には仮説をたてました。サザエさんが定期的にハワイとか行ってたじゃないすか。あんな世界がまだ実在してると思ってるのかな。

ダメっしょそれじゃあ。

自分たちの世界観を固守してる層は、自己防衛のために自分たちよりより若い層の自由を(教育面や経済面で)散々摘んできたわけです。らそりゃ若者は諦めるしかないよね。。

この後ろ向き姿勢というのは前世代の「昔は良かった」「自分のやり方を変えたくない」「(以前はやらなくて良かったんだから)自分に負荷をかけたくない」といい思想が構築した「負の思想」ではないかと思います。その負の思想を終わらせるためには「サザエさんそろそろやめたら」とか思ったんですが、それはサザエさんに失礼ですね。なのでこの暗い状況を打ち破るためにインターネット活用だぜ!ななんでしょうね。好きなことがあれば語学の壁とか超えられるってこのnoteを読んで勇気をもらってほしいと思います。

俺も頑張る。歳食ってるけど頑張ろうって改めて思いました。