「手に届く癒し」は結果的に世界平和を生み出すのではと思った話。
ここ数日、とても心が不安定です。私はインドネシア、ジャカルタがすごく好きなのでジャカルタでのデモにとても心を痛めています。
アート関係で毎年３月によく通っていた香港の状況もとても心が痛みます。
ジャカルタも、香港も、自分が歩き回っていた場所でこんなことが起こってるのかと呆然としてしまい、そして自分の無力さに心から落ち込んでしまうのです。
そして日本。私自身が色々な面で応援している芸術が、おおきな危機に直面しています。この点にも心がとても痛みます。
つまり、テンション凹んでるんです。そのような状態でこの記事を読みました。
なんか日本語タイトル超ムカつきますけどそれはグっと我慢して。。なんかすごく気になったんで探しに行ったんです。この本。
早速購入。お気に入りのベトナム料理の店で開いてみました。
「ひゃあ😍」
ちょっとアントニこんなに素敵だったっけ？？？？
そして料理のレシピがまたぶっちゃけとても美味しそう。しかも、全然難解じゃない。そして間に綴られた文章もなんかすごく癒される。。。（全部ちゃんと読んでないけど）で、そこで私は勝手に外野の声が聞こえてくることに気づきます。
「あんた、目分量で料理するやん。料理本いるの？」
そう、私はかなり料理をします。しかもザッツ家庭料理。ぶっちゃけレシピ本通りになんて滅多に作らない。冷静な人はきっとこういう。
「料理本、使って料理しないでしょう。。。なんで買うの？」
私はニヤニヤしながら答えます。
「これが私の癒しだから」
そう、私にとって料理本を読むことは癒し。なくてもいいけどあると心がとても落ち着く。こういうの、人それぞれあると思う。化粧品をコレクションする人、ミニカーをコレクションする人、カメラをコレクションする人、イヤフォン、ヘッドフォンをコレクションする人。みんな他から見たら
「なんで？なんでそんなにいるの？」
だって欲しいんだもん。もちろん家が傾くような散財はいかんと思う。でもその人が疲れた時にそっと癒しを与えてくれるのならそれってその人の人生を癒す立派な存在ですよね。
こういう発信っていうのは実はすごく影響力があるのではって思うんです。私はインターネット老人会世代の人間なんで、ネットの移り変わりをずっと見てきましたが今のインフルエンサーってほんと、数じゃない。何十万人もフォローワーがいるから買おう、とかじゃない。このアントニのような「好きなんだよねこれ」をナチュラルに伝える人。これが真のインフルエンサーなんだろうなと思います。（まあアントニのフォローワーはすごく多いけど）
好きをナチュラルに、美しく、伝えられる人。同時に「美しく伝える人の情報を理解できる人でありたい」と日々思います。
切込隊長＆イケハヤ論争の司会やNewsPick騒動からずっと注目してる徳力基彦さん。「無駄に顔が長いって言われるよりかいいじゃないか」というぶっ込みをずっと覚えているのは私くらいかもしれません（「ネットで批判されるのが嫌ならネットで情報発信なんかやめた方が良い？」この記事とても印象深かったです）。
今回のインタビューもとても考えさせられました。
オープンなプラットフォームから来る影響力こそ、行動を促すんだなって改めて思いましたね。
今回、実は「存在は、知ってた」「クアイ・アイ全編未見（無料アップロードされたものを見たのみ）」「Netflix未契約」の私がこのアントニの存在をTweetで知って、文章を読んで、ツイッターを見て、インスタ見て、😍になって、そして本を買って癒される。これこそまさに影響力に動かされた事例。
見つけたTweetにリンクされた文章にものすごいRTがあったわけではない。ほんと、たまたま見つけただけ。見つけただけのTweetなんて星の数ほどあるのに、なぜ今回は行動したのか。今回は「そこに私の癒しがあったから」が答えかなと思うんですが、これって冷静に考えたらすごいこと。
だって「この癒しを見つけた私の快感を聞いてちょうだいな」を素敵な文章で綴れたら、それを読んだ人がそれぞれの癒しを見つけて癒しの連鎖がうまれて、そしてそれを読んだ人がまた。。そこには最終的には世界平和が達成されるんじゃね的な妄想まで広がるわけです。
そう、つまり「個々の小さな趣味は個々の癒しとなり、その癒しは世界平和に繋がる」。動画や写真もいいんだけど、やっぱりテキストって強いですよ。だってテキストって読んだら読み直したり、自分で考える時間を持てるんですよ。情報過多がデフォの時代、この自己反芻こそ実は「美しさ」を産む行為なのではと思うんですけどね（そりゃあんたら世代はインターネット老人会だから。。と言われたら、そうですか。。。はい、泣きますということで。。。）。まあ気を取り直して
（癒しを伝える）インフルエンサーは世界平和に貢献してる！
ってこと思いながら多くの好きなことに触れて、それを伝えてきてたらいいなとアントニの笑顔を見ながら思いました。。
私も世界平和に貢献するのだ！って思いながら、自分が楽しかったことを美しく紡いで、世界平和に貢献したいと思います。じゃあ夕飯作ってきます。