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「小売の最前線で何が起きているのか」受講しても自分が現在新しく服を買えない理由が結局わからなかった話。


なんで私、今、服買わないんだろう。


小売の最先端で何が起きているのか【日経特別講座】を受講した。新型肺炎の今こそ学ぶ時、ありがとう #Nサロン

今回のテーマは「小売の最先端で何が起きているのか」

小売×テクノロジーにより、コロナ渦においてもぶれずに事業を推進する、国内外リテールテック企業、特にアパレル企業の戦略を学ぶ会を開催いたします。

(講座紹介noteより引用)。


私は遠い昔、学生時代婦人服の路面店でバイトをしたことがある。その時体験したことを書いたnote。

そう、アパレルにおいて販売員ってアドバイザーというより購入における環境作り案内人のようなものな感じがする。楽しいバイトだった。そして今、アパレルって大変なんだろうなというのは容易に想像できる。だって、今、服買う気になる?自分を振り返ってみたら、ここ数年ユニクロと無印と伊勢丹と(一時帰国時の)高島屋でしか服買ってない。


現在、新型肺炎で色々状況厳しいんだろうなと思っていた。そしてお話によるとアパレル業界は現在はまさに変化の時代到来なんだそうだ。


私が子供の頃は「アパレルの流行は作り出すものに乗るもの」だった。ハウスマヌカンなんて言葉がありましたよね。

「ハウスマヌカン」がわからない人のために。


この新型肺炎で新しく行われた対策は「実はアパレル業界が計画してきたことを早めるチャンスになった」というのはとても興味深い点だ。そして現在、日本でオンラインの市場が開拓されたという佐藤さんのお話は「東南アジア圏では既に行われてきてる話だな」というのが正直な感想。中国圏、東南アジア圏でのオンラインショッピングの浸透は「スマートフォンの普及率」「優秀な宅配業者」「高額故敬遠されるオンライン購入」などが影響しているのだろう。

そのような状況の中、日本のアパレルにおいてオンラインの活用に関して「まず始めよう」というスタートに関する軽さが会社に求められるという分析はなるほどなっと感じた。非常に前途多難な感じがするけど。


ちなみに「アパレルは実際に触れないと買えない」という概念は今の私には、ない。「袖を通さないと買えない」というのは「ロックダウン などの行動制限がない日本ならではですよね」というのが正直な感想。私の住むマレーシアでは約80日間のロックダウン 、そして現在は部分活動制限中故「試着が満足にできない状況」である。なので試着ありきを考えると何も買えない。

なので原則革靴、スポーツシューズ以外はオンラインで買うことに抵抗はない。

そして「オンライン決済から店舗受け取り」は私の住むマレーシアではかなりメジャーなやり方。それは車社会&宅配事情がいい加減なので自分で受け取った方が効率的なのだ。私は基本在宅だから配達してもらうけど。


ここで何度も書いてるけど、あえて再度書く。私自身は最近本当に服を買わない。その理由としては3つある。

1:痩せたので服を買い足す必要がない
2:ひとに実際に会う必要がないので新規に服を買う必要性を感じない
3:自分自身に新しい服を買う情熱を感じない


全く買ってないわけじゃない。どこから買ってるのか。オンラインではユニクロとAmazonジャパンが多い。

オンラインではアパレルでは「以前からよく知った店、状況把握済みの商品」での購入が多いそうだ。それは確かにそうだ。そして以前からよく知った店には「Amazonジャパン」ももちろん含まれる。在留邦人でAmazonジャパンから買う人はすごく多い。私も買う。なぜなら海外への配送はAmazonグローバルプログラムを利用することで簡単に出来るから。。日本国外への発送は日本の消費税が免除されるし、チェックアウト時に輸入手数料のデポジットを計算し、購入者に代わって通関手続きを行ってくれる。もちろんある程度の配送料がかかるけど探す時間と信用できない現地の配送システムを考えるとある程度の金額はかかっても信頼出来るルートで手に入るのならそちらの方が都合がいい、と考える人も多いのだ。


そう、今、服に関して新しい世界に行く勇気がない。買うなら服そのものも、手に入れる手段も、全部安全に買いたい。それくらい、不安なのだ。


今回の対談において「新型肺炎と共に生きる世界において購入者の不安感に勝つ購買欲を呼び起こす」という思考が話題にならなかったことは正直残念だった。私は「新型肺炎で先が見えない世の中に感じる不安感から、購入に対する漠然とした恐怖」がある。だから積極的に購入する気にならない。

そういう人は多いと私は思ってた。現在の購買者にあるからこそ全体的な売り上げが激減してると思われる。この記事は2017年だけど既にそういう傾向は感じていた。

ちなみに2020年5月は、西松屋チェーンとワークマンを除く21社が前年同月の売上高を下回ったそうだ。ワークマンすげえ。


クローゼットがどうだ、どんな販売戦略だの前に「購入者が買いたいマインドになるか」を考えるっていうのはないのだなあ。以前別の対談で飲食業がテーマだった時「新型肺炎と共に生きる今、飲食業の最大のライバルは他店ではなくて家」という指摘がありなるほど!って思った。アパレルでは最大のライバルは「自宅のクローゼット」っていう発想はないのかな。そういう弱メンタルの人は家にある服着て自宅筋トレしてろってことなのかな。


この対談を聞いて「自分が現在新しい服を買えない理由」が不安感以外に見えるかなって思ったけど結局わからなかった。(それは私におしゃれセンスが欠落してるからかもしれない😭)私が新しい服を買おう!と街に繰り出す気分になるのはまだまだ先になりそうだ。


とても気づきの多い対談でした。ありがとうございました。