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熱さを保つ場所をそろそろ作らねば

「熱さ」について。

好きなアートを自分の意思で行く、自分の言葉で書く。だから私は「熱い」ままでいられるのだと思う。最近日本やSGに行く時は時間がないので遠慮はしない。なりふり構わない。行きたい場所に行く。会いたい人に会う。

冷静に振り返ると、ほんと、図々しいオバさんである。だから招待じゃなくて、お金払って行く。それなら図々しくても許してもらえると思う。お客だお客。

こんな風に行動できる様になったのはいくつか理由がある。今、書ける理由をちょっと残してみる。

私の父がまだ調子が悪いけど生きてた時、私は駐妻としてシンガポールにいた。何回か見舞いに行ったけど体調がひどく悪い時は寝たきりで話せないこともあった。

2015年12月、本当は翌年春に帰るつもりが展覧会の企画があって、それにどうしても行きたくて無理やり帰ったことがあった。無理やりだったので成田着になり、慣れない移動に泣きそうになった。日本なのになぜって思いながら。

もちろん父親の見舞いも無理やりねじ込んだ。これは本当に行ってよかった。結構話せたのね。お父さん、今度は春に会おうね。。って話して帰ったら翌年1月に父親の体調が急変。あっさりあの世へ行ってしまった。

あの時、あの展覧会の企画に行くって思わなかったら私はきっと父親とちゃんと話せないままお別れすることになりきっとずっと後悔しただろう。葬式の次の日、別の展覧会のイベントがあり、ご好意で呼んでくださった時の不思議な爽快感は今でも覚えている。上記の美術館の担当者さんとその会場で会い、おかげさまで父と話せたよって話したらよかったって一緒に泣いてくれた。抱擁した様な記憶もある。

その時から決めてるの。生活全部を投げ出す様な事でないのなら、行きたい場所に行くべきだし、会いたい人に会うべきだって。

お金を払って行きたい展覧会に行く。見たい公演を見る。これは私にとってノーストレスであるのでとてもありがたい。話したい若い人に会ってご飯奢るのも嬉しい。

この「やりたいことがやりたい時に出来た、やってよかった」と言う体験は私に大きな影響を及ぼしている。

人ってね、本当に簡単にあの世に行っちゃうからね。

なのでこの熱さの記録を保つ場所をもっとしっかり成長させたい。これから面白そうなことが沢山起きそうだ。