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Lock Down 30日目(4月16日)

今日も同じような日々が始まった。同じように朝食を取り、身支度をする。自分でプランニングして、授業を受ける。慣れてきた。マレーシアの新規感染者はかなり減ってきたけど、でもまだ安心はできない。そしてロックダウン(活動制限)が解除になってもすぐに学校に行けるわけではない。

そう、そして人生が続くのだ。

春休みも終了。息子さんは休み中、一度もコンドの敷地を出ていない。コミュ障の親の子だからだろうか、特に問題はなさそうだ。そして春休みの企画として、新しくお願いを始めたオンライン家庭教師の先生がとても良い。「まなぶてらす」というサイトからの先生なんだけど本当にとても良い。

今回は、本人が好きな数学の本(英語)を読み込み、討論すると言う授業をお願いしている。あとZ会の課題も。なぜならちゃんと本を読んでるのかこちらがよくわからないからだ。(Z会も親の叱咤ではやらないからだ。。)

もちろん本を息子はちゃんと読んでるんだと思う。だけどわからないことをやっぱりわかるように説明してくれる人と読み、理解を確認したほうがきっと楽しい。そして「わからないところをきちんと大人と討論する」と言うトレーニングをどうしても積んでほしかった。特に、オンラインで。
なぜなら現在のような「活動制限」状況は必ずこれからも繰り返される。そうすると教育を受けたり試験を受けたりすることが「オンライン」で増えてくる。その際、「オンラインでいかに自分の考えを的確に伝えられるか」。この経験の多さが鍵になる。彼は、今こそ「オンラインで自分を伝える」訓練を積む必要となると思ったからだ。

私は数学の微分積分のことを言われてもさっぱりわからない。そういうときにはわかる人にきちんとお願いするのが1番いいと。そして解る人に、解るように説明すること。これはとても重要。その相手は解る人じゃないと意味がない。

おかげさまでとても良い先生に恵まれて良い機会を得た。この春休みもとても良いあれ過ごし方ができたと思っている。この機会を活かしていかに学ぶか、その重要性は本当に強く感じている。

ただ同時にこんな非常事態なんだから「生きてればいいじゃないか」と言う気持ちもある。

私の子供は小さい時にずっと大学病院に通っていた。その時にとても重要な体験をした。うちの子供は出産後、すぐに内臓に先天性の異常が見つかりICUに入院した。2ヶ月後、2週間ごとに大学病院に通い、1歳半から2ヶ月、手術のために入院した。そして8歳位まで大学病院に通い続けるような人生だった。本当に良い先生に恵まれた。その先生に言われたこの台詞は私の座右の銘だ。

「まずお母さんが寝なさい、しっかり眠れてば問題の8割は解決に向かうから。そして残りの2割は自分一人では解決できない問題なので考えないこと」

小児外科の手術だったので「とにかく運動しなさい、運動能力が高いほど治りが早くなる」と先生に言われてとにかく運動した。結果、アスリート少年が爆誕した。

この小児外科での入院は、私たちにとって重要な体験にあった。その時の重要な体験はこちらのnoteでどうぞ。

出かけることは意識して行なってきた。今は出かけられないけど、でも出かけられるようになったらどんどん出かけたい。

出かけること、学ぶことを貪欲に行う事はとても素晴らしいことだ。そして機会があるのならおおいに出かけて、そして学ぶべきだと思う。

でも「生きていると言う事」、「あなたが生きてることが素晴らしい」と言う言葉を忘れないでいきたいものだ。人は、生きてるだけで素晴らしいのだ。あのお母さんの眼差しを今でも時々思い出す。そして「あなたがそこにいるだけでいい」という気持ちを思い出す。

いろいろなことを考える。ロックダウンは施行の時期でもある。考えすぎて疲れたので家弁。弁当なら無心で作れる。