【読書記録】「ニューヨークでがんと生きる」(千葉敦子/文春文庫)
唐突に書くが、私はダメ人間だと自分で思う。1日は24時間だとして、6時半寝て1時間半運動して、残りの12時間くらいは「私ってダメ人間だなあ」と思っている。
だってしょうがないじゃない アタシも弱いから
そう思っちゃうんだもの。
そんな時はこの千葉敦子さんの本を読みます。千葉敦子さんの本はほぼ全部持っています。ニューヨークでのライターとしての仕事について、ご自身の生き方について、そして乳がんの闘病について。
それぞれのシーンにおいて自分は「今」どのように生きていくべきか、どのように話すべきか、そして実際どうしてきたか。
うまくいった点、うまくいかなかった点、双方をとても冷静に書かれているこの本。気持ちが落ち込んだ時、迷った時、何か食べた後によく読みます。なぜ何か食べた後かというと、ヘロヘロで読んだら往復ピンタされたような叱咤を感じてしまい号泣してしまうから。何度も読んでるのに何度も泣きます。
つまり、これを読んで自分が泣いたら「俺、弱ってる」ということなので自分をまず労るようにしています。
それくらい、潔い文章が並びます。
今日もこの本を読み返して、自分の中身を少し整理出来た感じがします。千葉敦子さんの文章は本当に気持ちを正してくれるので、すごくおすすめします。