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姓名判断//間違いだらけの//「字体・霊数」


「苗字の統一」

「平民苗字必称義務令」【明治8年】1875年2月13日公布。
苗字の登録が普及しないため、すべての国民に苗字(名字・姓)を名乗ることを義務付けた。

江戸時代の苗字の種類は3万種に過ぎなかったが、現在日本人の苗字のバリエーションは12万種あるといわれる。
増加した9万種の苗字は明治期に創出されたものである。
(参照:Wikipedia)
 

「康熙(こうき)字典」

まず、日本における漢字の基となった
康熙字典(中国の漢字字典)について。
 
「康熙字典」は、清の康熙帝の勅撰により、総閲官2名、纂修官27名、纂修兼校刊官1名の官僚ら30名で、6年の編集期間を経て康熙55年閏3月19日(1716年)に完成。
収録文字数は47,035字にのぼり、その音義(字音と字義)を解説している。

欠点としては、専門知識に乏しい多数の高級官僚によって短期間に作られたために誤りや不正確な記述が多いこと、字形の不統一など、編集方針が徹底しなかったことによる例外が多数見られる。

字形の不統一などの問題点も見られ、それらの問題点を解消した正字体系を特に「康熙字典体」などと呼ぶことがある。

刊行当初は勅撰の字典であるために欠点を述べることは許されなかったが、のちに皇帝自らが欠点を認め、臣下に改訂を命じている。
 
現在日本で「旧字体」と呼んでいるものは、おおむね
「いわゆる康熙字典体」のことである。


一口に旧字体といっても、伝統的・歴史的に用いられてきた楷書体と「いわゆる康熙字典体」は一致しないものも多数含まれている。
(例を挙げると、「婁」「眞」「來」「麥」「靑」「壞」「顏」「增」「舍」「處」などである。




「字体の変遷」

旧字体

日本における当用漢字(1946年)制定以前のもので、もとになった本来の漢字をいう。

明治以来使用されてきた字体で
「正字体」「康煕字典体」などと称される。

おおまかには康熙字典体と一致するが、そもそも当用漢字の制定以前は、学校で使用される教科書においても複数の字体が併用されるなど、字体について厳密な統一がなされていなかった。

ゆえに個々の文字について、旧字体とみなされる字体は必ずしも一定ではない。


正字体

基本的に『康煕字典』に載録された字体が正字の基準とされ、歴史的経緯により『康煕字典』のように政治権力の制定した標準に依存するところが大きい。。


新字体

第二次世界大戦後に告示された漢字表に示された漢字の字体のうち、従前の活字と異なる形となった簡易字体(略字、異体字)を指す。

新しく考案されたものではなく、もともと手書きや彫刻の際に簡略化して書かれていた漢字が、1946年の「当用漢字字体表」の告示にともなって正式な漢字として採用されるようになった。

戦前から略字の導入が構想されていた。
例・広(廣)、真(眞)、将(將)、桜(櫻)など。( )内は旧字。


略字

漢字について本来の字体から点や画を省略したもの、あるいはある文字に代わって用いられる字画を省略した文字。
例・渋(澁)、駅(驛)、㐧(第)など。( )内は正字。


異字体

機能が同じで形が異なる漢字のことで、別体字、変体字ともいう。

漢字の字体のうち標準字体以外のもので、分類は諸家によりかならずしも一定しないが、
(1)略字(2)合字 (3)分字 (4)古字 (5)俗字 (6)譌(か)字などが考えられる。

例・泪(涙)、峯(峰)、弌(一)、渕(淵)、學(学)、薗(園)など。( )内は正字。


誤字

戸籍制度は明治5年から始まったが、当初は手書きであり文字についての特別の定めがなかった。

戸籍担当者の書き癖や移記間違い出生届の届出の際の誤りのため、辞書に載っていない文字が発生する結果となった。


俗字

異字体の一種で、誤字・略字として長年そのまま使われているうちに広く世間で使われるようになってしまい一般化してしまったもの。

なお漢和辞典に掲載されていることを条件に1994年、人名使用を認められた。

例・冨(富)、渕(淵)、髙(高)、𩵋(魚)、翆(翠)、﨑(崎)、齋(斉)など。( )内は正字。


当用漢字

(当面の間は用いる漢字)
1946年11月16日に内閣によって告示された1850字の漢字。

そもそも当用漢字の制定以前は、漢字の使用について制限がなかったため漢字の数が多く、また字体も複数あり統一されてなかった。

当用漢字は、原則として印刷文字の字形と筆写文字の字形をできるだけ一致させることを目指した。

必ずしも筆写に適していない従来の活字字体を、画数の多さなどを理由に略字体や俗字体に変更した。


拡張新字体

1950年代には、常用漢字表で採用されている新字体の略し方を、改定前の常用漢字表にない漢字にも及ぼした字体が出現した。

例・薮(藪)、蝿(蠅)、掴(摑)、鴬(鶯)、売(賣)など。 ( )内は正字。


常用漢字

(一般で普通に使う漢字のこと)
1981年に当用漢字の後継として告示された分かりやすい文章を書くための漢字である。

2010年に公示された改定常用漢字表に含まれる漢字2136字。
現在、社会で最も広く使われていて今後も使われることが望まれる字体であるとともに、常用漢字表が採用している字体のことを言う。

例・「国」は常用漢字だが、
他字体に、國、囯、圀、𡈁、囻、囶、𡈑、なども存在する。

ちなみに、現在の「常用漢字表」は,文部科学大臣の諮問を受けて文化審議会国語分科会で検討が行われ、文化審議会答申として取りまとめられ,その後,関係府省での調整を経て,内閣告示として実施されたものである。


新常用漢字

2010年、常用漢字が改訂され、196字が追加され5字が除外される。この結果、新常用漢字は 2,136字となる。

追加された文字の一例。
阪、阜、埼、袖、裾、膝、肘、股、脇、頬、など。
除外された5文字。勺、錘、銑、脹、匁。

この改定は、文字を専ら手書きしていた時代とちがって、パソコンや携帯電話など情報機器の普及によって多くの人が簡単に漢字変換ができるようになり、よく使われる漢字が増えたという社会の変化を受けてのことによる。


人名用漢字

人名用漢字というものが初めて定められたのは昭和26(1951)年である。

文部科学省「子の名に使える漢字」によると人名に使える文字は、常用漢字、人名用漢字、ひらがな、カタカナ、人名用として使える※仮名と※符号、の5つが認められている。

※仮名は、ヰ、ヱ、ヲ、ゐ、ゑ、を。(全6文字)
※符号は、|、ゝ、ゞ、々。(全4文字)

(参照: Wikipedia、google、日本加除出版株式会社、西野法律事務所、ことば研究館)



「字体のまとめ」

上記のように「字体」は時代と共に、成形や加工を繰り返し改良され続けています。

明治、大正、昭和、平成、令和、それぞれの時代の中に居れば「字体は長期固定している」ように感じるかもしれませんが、じつはマクロで見れば「字体はたえず流動変化している」のです。

そんな中、姓名判断では主に
「旧字体派(康熙字典体)」と
「新字体派」とに分かれているようですが、

一体どちらを選定すれば良いのでしょうか?


それは
旧字体の「康煕字典体」を基本にして下さい。
しかし、間違いも散見されますので注意を要します。


字体の選定は気の遠くなるような深堀り経験と非常に永い年数を要するものです


「〇〇字体派」とかに拘るよりもとにかく「当たる字体」を一字、一字、探求し続けて頂きたく思います。


※この「字体の選定」が、「姓名判断の最重要基礎」になります。

ここを間違えてしまうと、あとは総崩れとなってしまいます



「文字の霊数」

人間は自然から創造され、その人間から文字が作られました。

ゆえに、文字は自然から必然的に生まれたものであり、その文字には自然の霊意が含蓄され、その霊導は霊数によって波及されます。

「科学でないものは信じられない」とか「その根拠を示せ」などのような人間目線では到底理解の及ばない世界が存在しています。

人間は自然界の支配者ではなく自然界の一部分にしかすぎませんので、人間目線では自然界に通用しません。


例えば、海の文字の作りである「サンズイ」は
水の省略形で画数としては3画なのですが、姓名学では
水の文字を構成している霊数4を汲み取ります。

なので「海」の文字霊数は「11」になります。
こじつけでもなく、形として見えてなくても、水の精気を得ているがゆえなのです。


ですが、作りがサンズイではない文字に関しては、
サンズイ部分は、そのまま3になります。

例えば、鴻の文字は水鳥の意味なので作りが鳥です。
ゆえに、サンズイ部分はそのまま3ということです。

このように自然からの数を取らなければ当たりません。




旧字体、新字体などのように、人為的に適当に作られた流行字体に振り回されてはいけないと言うことです。
目の付け所を間違うといけません。


霊数1は、物事の始め。霊数2は、合わさったもの。霊数3は、万物形成。というように自然の霊意を取り入れます。 


3の万物形成はどういう意味かと言えば、
例えば、椅子の脚は、1脚2脚では倒れてしまいますが
3脚になってやっと椅子としての物が形成されます。

1の陽数と2の陰数との用(はたらき)によって初めて万物形成の運びとなるのです。

男(陽)と女(陰)の用(はたらき)により「子」が産まれるという自然の理と同じです。

三つ子の魂百まで、三人寄れば文殊の知恵、三拍子、など
3がつく諺は、万物形成からさらなる発展を願うものです。


また、霊数2の「合わさったもの」というのは、
かならず何かに付着して初めて存在が確立する意味。

これを人に例えれば、「依存」「補佐」などの意味が生じます。

なので、依存、補佐から逸脱して、独断偏見で独りよがりや背伸びをしてしまうと、必ず無理難題に直面することとなり、結局、人の手を借りなければ収集がつかなくなるのです。


これが自然の理であり、つまづく原因を作ったのは自分だった、というだけです。
人より頭が良い、話術が上手い、などは二の次です。


ただし、この作用は姓名の中に霊数2があれば、誰でもそうなのか、というものではありません。
バランスなどにより霊数2の意味合いが変わります。
 




ところで、心理学は「人の本質」をブラックボックスとして外堀から核心に向けて研究しているものですが、

人の本質は秘したるものであり科学ではないため、心理学で科学的に実証することは無理であり不可能なのです。


ところが、姓名学では「霊数」によって
「秘されている本質」が如実に解き明かされているのです。

古来より自然の中で育まれてきた特定の文字体に含蓄された霊数こそが、姓名を司り霊導波及させている正体だからです。



自然界には人情などありませんので、基本的に霊数自体にも吉凶というものはありません。

晴れ、雨、嵐、雪、などのようなもので自然そのものの作用だけなのです。

刃物が凶、お金が吉、ではありません。すべてが環境にどう対処するかによって決められることです。

なので、霊数10が凶、霊数11が吉、ではなく適材適所が要点となります。


よく素人さんが「吉数なのに運が悪い」とか「凶名なのに成功してる」などと言っていますけど、

所詮、素人さんが間違いだらけの本を見て、短期間で姓名判断のまねをするなど、ン十年早い、ということなのです。


姓名判断が全くデタラメと言われている大きな原因の一つが、素人さんのお遊び感覚によるものです。


また、一部のインフルエンサーにも
「名前で金持ちになるんだったら皆んな金持ちになるよ(笑)」とか「名前を改えたら政治家になれるの?」「占い師は皆んな詐欺師」みたいな稚拙な発言をネットで堂々としてますが、非常に恥ずかしい人達です。

女性の服を着たら、だれでも女性になれるの?
と同レベルの発言です。




さて話を戻しまして、
どんな立派な風車でも、風を得なければ回転しません。

肝心なのは、風車という霊数がある場合には、それを回すための他の霊数を兼ね備えているか否か、の判断が大切です。


これはどういうことかと言うと、
姓名判断は霊数を組み合わせて判断しなければ、その人の個性や本質を割り出すことができません。

それは下記の例えのようなものです。

ある人の姓名に「赤色の霊数」と「白色の霊数」があるとします。

なので「あなたは赤色ですね」「あなたは白色ですね」と
棒読みするだけでは相手に響かないし当たりもしてない、
と言うことです。


単数霊意だけを棒読みするのではなく、
「赤色」と「白色」とを同時判断して「ピンク色」を割り出さなければなりません。
まずは、このようなことが基本の第一歩かと思います。



すこし話がそれて判断法の分野に触れてきましたので、
ぼつぼつ今回はこれにて終えさせて頂きます。


※「霊数」は、
まるで原子のように活性して、その姓名に作用し続けます。

コンピューターでいうところの、プログラムのようなものかも知れません。

※「字体の選定」そして正確な「霊数」を定めることにより、基礎となる文字が決定づけられます。

これにより姓名判断の次のステップ、枠組みへと進むことが出来るようになりました。




これからも「心理姓名学MY」よろしくお願いいたします。

♡ぽちっ。おねがいします!! 
すごく励みになります。(^^)/

最後までご精読有難うございました。
心理姓名学 MY


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