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其の30 「音楽と記憶の結び付け プルースト現象」


音の紋   (おとのあや)
楽祝慶の  (らくしゅくけいの)
結び目に  (むすびめに)
記し紐付く (しるしひもつく)
憶い波寄せ (おもいなみよせ)


「プルースト現象」
特定の香りから
過去の記憶が呼び起こされる現象のこと

読了した本の中にこの言葉があり
香りだけでなく
音楽を聴くことによっても
似たような現象が起こる
と解説されていました

これは本当に実感していて
人生の節目や大きな出来事の
前後に聴いていた楽曲というのは
心に刻まれており
その時の境遇を思い出すことが多々あります

Youtubeで当時の懐かしの楽曲を聴くと
色々思い出しますね

流行からは外れた音楽を聴いていたので
あまり他人と共有、共感はできないんですが
自分自身にとっては思い入れある楽曲として
忘れることのできないものです

人それぞれ
そういった楽曲はあると思います
認知症患者や脳に障害を負った方も
そういった楽曲を聴くと
症状が改善したり
健康状態が改善したりするそうです

音楽療法

音楽の力は偉大です
私自身も怪我で入院中に
Walkmanを枕元に
好きな音楽を聴いていました

昔のことを思い出し
感情が揺さぶられて
泣いたり浸ったり

できれば良い思い出と紐付けることが多ければ
最高なんですけどね



ミュージシャンに対しては
なんでこんな良い曲作るのにこんなことするんだ?
こんな良い曲を歌う人があんな性格だったなんて!
ということがあると
神秘性や憧れが失われてしまう

こんな考えを持っていたので
歌番組はほとんど見ていませんでした
一定の線引き
越えてはいけないライン
知らないほうが幸せだった


基本的に楽曲の良し悪しで
自分の感覚に合うか合わないかで
評価しているので
作者について深く知りすぎる
というのも考えものだと思ってます

まあ今の時代は積極的に交流、発信するのが主流なので
私は古い感覚なんでしょうね
この点では私は時代遅れです


ただ言えるのは
音楽を聴いていて
プラスのほうが圧倒的に多いこと
感謝することのほうが多いこと
命を救うこともあるということ

救われた身として
感謝しています

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