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筋肉の5つの役割(仮)

筋肉はなんのために存在している??

筋肉はなんのために存在するのか?

ここが分かっていることは基礎中の基礎です。


そして筋肉は

決してボディビルダーや

スポーツ選手だけに必要なものではありません。


日常生活の

あらゆる動作をするために

欠かせないことはもちろん

心臓や内臓の働きにも関与するとても重要な器官です。


解剖学を学んできている人は

最初の方に学ぶことなので忘れていることもあるかもしれません。


少し最近分かったこともあります。


今回は

そんな基礎の内容を取り扱っていこうと思います。


① 身体を動かす

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まず挙げなければいけないのが

【身体を動かす】という役割です。


人間を含む全ての生き物が

活動できているのは筋肉が動くからで

筋肉が存在しなければ歩くことも出来ません。


また

身体の中で動いている

組織であったり器官というものも

厳密にいうと筋肉が動かしています。


その人自身はじっとしていたとしても

心臓は鼓動していますし、呼吸も自然に行われています。

胃や腸も蠕動運動というもので調節されています。


目に見える運動でも

身体の中で起こっている

生命維持のための臓器の運動でも

すべて筋肉の収縮が原動力になっているわけです。


② 姿勢の維持

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次の役割は

重力などに対する

【姿勢を維持する】役割になります。


立っているだけでも

筋肉は身体の中で常に力を出し続けています。


座っているときも

仰向けに寝ているときも

緊張を保っていて身体の姿勢を保持しています。


この状態を

「トーヌス」といいますよね?


トーヌスとは意味合いが違いますが

関節の周りを筋肉がおおっていることで

関節が正しく動くようにサポートするというのも

広い意味で姿勢を維持していると言えると思います。


③ 発熱

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3つ目のの役割は【発熱】

熱を産生する役割です。


ヒトは恒温動物という分類に入ります。


この恒温動物は

ある一定の熱が身体にないと

生きていくことができません。


ヒトの場合は

常に37℃ほどの体温が

保たれるようになっていますよね。


でも

外気温は真夏でもない限り

37℃よりも低いのが当たり前なので

自分自身でエネルギーを使うことによって

熱を生み出す必要があるわけです。


その熱を生み出すことに

一番貢献しているのが筋肉です。


熱産生の

約6割が筋肉です。

他の2割くらいが肝臓や腎臓

残りの2割が褐色脂肪とされています。


熱が維持されているということは

いつもエネルギーを消費しているということです。


そのときのエネルギーは

糖質や脂質が使われています。


もし筋肉でのエネルギー消費のレベルが落ちてくると

糖質や脂質が身体の中に余分に蓄積されるということが起こります。


その結果として

メタボリックシンドロームといった

生活習慣病に向かっていってしまいます。


筋肉をつけて代謝を上げましょう!

っていうのはこれのことですよね?


④ 身体の保護

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この役割は

力学的ストレスから

身体を保護する役割です。


例えば

腹部を取り巻いている

腹筋や背筋の存在によって

腹腔の中にある内臓は守られています。


筋肉は

内臓や骨などを衝撃から守ってくれているのと

筋肉で覆うことによって血管や臓器も守っています。


⑤ 内分泌器官

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最後に

内分泌器官としての役割があります。

これは10年くらい前の研究でわかってきたことです。


運動することによって

筋肉からある種の物質が分泌されていて

その分泌物が身体のさまざまな組織や器官に

影響を及ぼすのではないかというものです。


骨格筋が

産生するホルモンその主な役割には

筋肉や骨の形成や再生であったり

抗炎症作用や糖質や脂質の代謝への関与

心筋細胞や血管内皮細胞の保護などがあるといわれています。


まとめ

人間の身体には

大小600を超える筋肉が存在します。

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そして

生命活動を維持する上でも

重要な役割を果たしているのが筋肉です。


その働きは

身体を動かすというだけではなく

身体を守ることや基礎代謝をあげること

姿勢を保持することなど様々な働きをしています。

筋肉の減少は

そのまま体の不調へと繋がる恐れがあります。


筋肉のことを少し理解すると

その大切さをわかってもらえると思います。


ここに挙げた働き以外にも

筋肉の働きはありますが今回は割愛させて頂きます。


読んで頂きありがとうございます。

皆様の生活が健康でありますように!




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