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はじめての合宿参加・旅立ち編

この夏、中2の息子が
ヴァイオリンの白馬夏季合宿に参加したいと言ってきました。

今日は旅立ちの日に起きたことを中心に書きます。

準備編はこちらから↓


さて、合宿参加の当日
緑豊かで、大自然の中、雄大な景色とヴァイオリンに励む仲間たちと過ごす1週間の始まりです。


この合宿は、全国から集まるため、
現地集合、現地解散となります。

旅の計画

息子の経路は、
大阪環状線→新大阪〜名古屋まで新幹線→特急→在来線を乗り継いで白馬まで行きます。


乗り継ぎは多いし、この移動で1番ネックだったのが
名古屋で新幹線から特急への乗り換えが10分ということ。


息子は名古屋駅は、初めてで
もっと言えば、長距離移動のソロも初めて。

しかも、新幹線の始発に乗っても
1本乗り逃したら
集合時間に遅刻するというスリリングな旅路。

さすがにソロ前泊は、寝坊、忘れ物などリスクを抱えるから却下にして

名古屋まで私が同行する予定になりました。

起床

4時起き。

いつもならテコでも動かないような息子がひと声かけると、直ぐに起きて手際よく朝の身支度を始めました。

なに?すごいじゃない。

そう言う私も気合いが入り

昨晩、準備していたおにぎりとお味噌汁を温め
おかずとともに朝食を振る舞いました。


「ねぇ?今日くらいは寝ぐせ直して行ってよ。」

「うん、直すけど直らんと思うよ。」

「それを直してって言ってんの。」

ひと悶着の末、息子は帽子を深くかぶり、一緒に駅に向かいました。もちろん寝ぐせボーイのままで。

出発

駅について、少しホームで電車を待っていると
意外にも朝5時台に電車に乗る人は多くて

社会を支える人に感謝だねと話しつつ、大阪環状線に乗り込みました。

座席に座ろうとした瞬間、ふと息子を見ると
何かが足りないと思いました。


私「あっ、ヴァイオリン」

息子「うわっ、忘れた!」


まだ電車のドアが開いていて、さっと降りることができ、慌てて自宅に取りに戻りました。


ヴァイオリン合宿で、肝心のヴァイオリンを忘れちゃどうにもならないじゃないか。

息子は猛ダッシュで、
私は小走りで自宅に向かいながら
寝ているはずの夫に電話をかけて、車で送ってもらえるよう段取りを組みました。

実は、家を出る前に夫にひと声かけた後

夫は起きて犬の散歩に出かけようとしていました。

ギリギリセーフ。

これが散歩に出掛けていたら、完全に新幹線に乗り遅れていました。

今日は、なんて強運なの!


車内で


「オレも昔ヴァイオリンのレッスンに楽器持って行くの忘れたことあるよ。

バスに乗って、先生宅に着いてからアレ?ヴァイオリンは?ってなって、バスに忘れたーって思ったけど、実は家に忘れてて、大騒動になったことあったなぁ。オレら親子やなぁ」と夫がしみじみ話していました。


いや、ここで血縁関係を確かめなくていいけど
夫のファインプレーに感謝。

息子も、マズイなという顔をしており
なんとかなったし、よき旅の予感しかしませんでした。

無事に、新大阪駅到着からの新幹線乗車!



名古屋に到着したらら息子主導で特急に乗り換えました。

名古屋駅と言っても土曜日の朝7時は、人がまばらでスルスルと歩けたし、予想に反して乗り換え楽々でした。

特急しなのは、もう駅に着いていて
結果的には心配、無用でした。


「じゃ気をつけてね。

ヴァイオリンだけは置き忘れないように。

乗り換えを間違えないように。

スタッフさんや先生によろしく伝えてね。

頑張って」

と念押して、特急しなののドアをくぐる息子の背中を見送くりました。

話しているときは、いつも通りの顔をしているように思えたのに電車の入り口に入る時、背中から漠然とした不安が少しばかり漏れていました。

私ときたら、全く鈍感で気づいてなかったけど


そうだよね、プレッシャーもあるよね。


師匠以外、深く知らない人ばかりの中で過ごす不安、
ヴァイオリンのことへの不安、諸々あるでしょう。

普通にし過ぎててごめんね。

あなたなら大丈夫!そう思ってたんだよ。


あなたへの期待やら希望やら膨らませた後

でも、やっぱり元気に帰ってきたらなんだってできるから、たくさん挑戦して帰っておいでって思ったし


結局、期待せずに、
待っていようとそんなふうに思ってたの。
配慮少なめでごめんやで🙏

大阪駅に着いて蔦屋に寄ったらあった土偶たち
手は触れちゃいけないけど
写真は撮ってもいい

そんな風に思いながら別れた後、

息子の乗り換え時刻が近づくたびに楽器を置き忘れないようにとしつこく連絡していたら、あっさり塩対応されましたが


11時過ぎ、無事に現地合流したそうです。

安心。

またもやいろいろなことがありましたね…

あとは君を焼くなり、煮るなりしてもらってヴァイオリニストとして、人として美味しくなってきてくださいです。

番外編、名古屋散策

せっかく名古屋まできたから、リヨンという喫茶店のモーニングに寄って帰る

ふわふわのパンにあんバター

名古屋の地下の看板は
とても熱いし、刺激をうけました。


それでは帰宅までのことは、話が長くなるので、またこの次に😊

ここまで読んで頂きありがとうございました。
よかったら、スキよろしくおねがいします。

白馬の景色

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