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2月23日 名前は、親が子供に送る、はじめての手紙なのかもしれない。

『毎日読みたい365日の広告コピー』 
という本から、毎日の広告コピーを引用して
分析や感想、感じたことなどを書いています。

コピーライターが熟慮を重ねた
キメ台詞が365日分

その日や季節にぴったりの言葉がひしめき合っています。

毎日、色々思うことはありますが、2ヶ月目に入り
少々このまま継続することに疑問を感じつつも
今日みたいな広告コピーに出会えば

やっぱり続けたいと思ったり
揺れながら継続しております。

今日のお題「名前は、親が子供に送る、はじめての手紙なのかもしれない。」

わずか一文字か二文字。だからこそ、親は悩む。
こんな子に育ってほしい。
いや、元気であれば、それでいい、
とにかく、生まれてきてくれて、ありがとう。

あふれる思いを胸に、紙に向かう。
お腹の生命に語りかけながら、ペンを動かす。
何度も書いて。何度も考えて。また、書く。

そうやって、大切につけられた名前。
それは、親が子供に送る、
「一通の手紙」なのだと思うのです。

子供たちは、人生という時間をかけて、
ゆっくり読んでくれるはずです。
その「手紙」を書いた日の、両親の思いを。

一生のうちで、自分の名前ほど目にする文字は、
他にない。
そう、こんなに繰り返し読まれる手紙は、
他にないのです。

【パイロットコーポレーション】新聞
 2012年 後藤彰久(電通)

筆記具メーカーのパイロットの広告コピーです。

どうですか?
私、なんだか想像してジーンと来ました。

名前をつけた経験の有無によらず
親が自身の名前をつける時の風景を思い浮かべると
感動に似たありがたみが湧いてきます。

小学生のころ、『名前の由来を尋ねてくる』
という宿題がありました。
(目的は、定かではありません)

そのインタビューをしたときに
母が大切に片付けていた名前候補を見せながら
説明してくれました。

最後に
「この候補の中でどの名前がつけてほしかった?」
と聞かれ、何も考えず、思ったままに
「色々考えても、やっぱり今のこの名前よ」と答えると

母の顔が花でも咲いたかのような
満足で、清々しい笑顔になった覚えがあります。

なぜか、子ども心に
「この答えが正解だったんだ!よかった〜」
と安心したけれど

今になって考えると、
あの時にそう答えられたのは
自己肯定感を育むように育ててくれた
親のおかげだったのですね。

命名、ネーミング…

世の中、たくさんのものに名前がついていますが
みなさんの名前はどんな意味が込められていますか?
聞いてみると、知らなかった一面を見られそうで
楽しみです。
よかったら、是非おしえてくださいね。

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