あれから

前回の記事から程なくして、お義父さんが天国へと旅立ちました。

客観的に見れば長生きでしたし、家庭も円満で仕事でも大変成功した人でしたので、これ以上はないような素晴らしい人生だったのではないかなと思います。

ですが、夫や義母にしてみれば、何歳で大往生しようと悲しいことに変わりはないでしょう。

日本では人が亡くなるとすぐにお通夜、お葬式という流れになりますが、スウェーデンはややゆっくりしていて、まず教会を予約し、4週間ほど経ってからのお葬式になるみたいです。なのでそれに向けて日本を経つ予定でいます。

その辺りの緩やかさも向こうらしいといいますか、少し落ち着く余裕が持てるし、ゆっくりお別れする感じがいいなと思いました。

去年最後にお父さんに会った時、言われた言葉は「What do you do?(仕事何してるの?)」だったな。

専業主婦である私は会う度この言葉を掛けられることが正直憂鬱だったけれど、その期待(?)に応えたいという気持ちもどこかにありました。結局その日は来ませんでしたが。

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