自分がダメ人間だと、大抵の人がまともに見える

私ってダメだな奴なあ、と思い切って全面的に認めたのは割と最近のことです。去年の秋くらい。それまでは、内心「そうなんだろうな」と感じていつつも、「いや、そんなはずない、全部がダメなわけじゃないし!」と、どこかで抵抗していました。自己啓発的にも自分を認めましょう、と言われていますし、自分はダメ人間だと認定してしまったら終わりだ!みたいな気持ちもありました。

なんでそんなにプライドばかりが高かったかというと、親の前では「出来る私」でないといけなかったから。両親とも、肩書とか学歴とか、そういう分かりやすいものが大好きな人たちでした。今でも母は私のことを賢いと勘違いしていて(高校だけは偏差値の高いところに行ったため)、色んなことを聞いて頼ってきたりします。

ともあれ自分のバカさ加減に全面降伏したらどうなったか?

簡単に言えば、世界を見る目がちょっと緩くなったように思います。例えば今まで私はタバコが許せませんでした。子供が生まれてからなんですけど。歩きタバコなんか言語道断。なんであんたが吐き出した煙をうちの子供が吸い込まなきゃならないの⁉といつも腸煮えくり返ってました。喘息の一歩手前だった時なんか半分ノイローゼ。

お隣さんも喫煙する方なんですが、窓を開けているとふいにタバコのにおいが漂ってくるのでおちおち開けていられず、いつもイライラ。でもそのお隣さんが自治会の班長になり、うちに会費を徴収しに来たことがあったんですが、別に悪い感じの人じゃなかった。うちの子供にも、「どこの小学校行ってるの?」とか優しく話しかけてくれたし。

それに最近、夕飯を作る頃にはお酒が飲みたくなるんですが、それに伴いなんかタバコ吸ってみたい…とすらちょっと考えてる自分がいることも自覚しました。吸いませんけどね、お肌にも悪そうなので。あと副流煙についても許せるようになったというわけではないのですが、煙が来たらまあよけようか、といったスタンスです、今は。

それから話は飛躍しますが、小室圭さんていま叩かれていますよね。確かに皇室の方の婚約者としてはどうなの?ってなるかも知れません。だけどそれは事前にちゃんと調べなかった宮内庁の落ち度でもあるし、今更騒ぎ立てる大人たちのほうがみっともないような気がします。

自分を顧みましても、大学卒業後、コピーライターの見習いとして就職した会社を一ヶ月で退職。その後は職を転々とし、すっかり人生の迷子になっていました。なので小室さんを見ていてもひどいとは思わないし、むしろがんばってんなーと思います。お金その他の問題は母上の問題であって、それのことで息子が矢面に立たされるのも違うと思うし。母一人子一人、むしろ母思いの良い子なのでは?と思いますがね。私なんか大学の奨学金、返済額が100万くらいあったんですが、まあボチボチ返してこーと思っていましたら、ある日それを知った旦那が「こんなのちびちび払ってたって意味ない!」と叫んで一括返済してくれました(^^ゞ

40越えた今もこれと言って役に立つ取り柄などもない夢見る夢子ですし、私にとって世の中の大半の方々はとてもまともでデキル人達です(・ิω・ิ)

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