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DAY 23 子どもと一緒にNZ 2024

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

NZの小学校

今日も息子に付き添い、小学校の教室で見学のお母さん。

かなり慣れてきたと思います。
もうちょっとかな。
出欠をとるのに名前も呼びますが、その前に、来た子からタブレットでチェックも入れます。

朝の会で先生がお話をしていると、何やらみんな、不思議なジェスチャーをしていました。
息子はもちろん、私もさっぱりわからない。

両手でグーを作り、交互にトントン。(こぶじいさんみたいに)
指の先だけ両手を合わせ、屋根のようなカタチに。
胸に手を当てて親指を立てている子も。

先生のお話をさえぎらない、そのルールが素晴らしいなと思いました。

今晩先生との個人面談があるから、聞いてみようと思います。

授業中に出てくるマオリ語についても気になります。
これは英語リスニングに自信のあった息子が混乱するわけだ・・・

たくさん使われていたけれど、私の頭に残ったのは(たったの)この二つ。

トゥヒ
プカプカ

早速Gogle Translateで「マオリ語」をダウンロードしましたよ。
(大人の特権)

Tuhi → Writing
PukaPuka → Book

なるほどー。がんばれ息子よ。
私は英語だけで苦労しているのに、ついていけない・・・

Kia Ora (Hello)はお店に入った時などよく聞くので覚えていました。

日本でニュージーランドのことを調べたり、学校の申し込みをしたりする中でWebサイトにもよく出てくるのでかなり覚えたつもりでしたが、こんなに日常会話の中でも使われているなんて。
道路の標識にも学校(kura)と出てきます。

Aotearoa → ニュージーランド
Whanau →家族
Kai →食べ物
Kura → 学校
Tamariki → 子ども
Mahi →仕事
Whare Pukapuka → 図書館
Panui →読書

さて、今日も先生に

「そろそろ大丈夫じゃない?今だ!Kenny見てないから、行っちゃってー!」

ということでこっそり抜け出してきました。

午後にお迎えに行くと「どうしていなくなったの!」と怒られるのだけど。
この繰り返し。
きっとそのうち慣れるに違いない。

ママ友ができた!

韓国人のママ友ができました。
先日の学校主催のピクニックで、息子と同じクラスにいる韓国人の男の子がママを連れてきて紹介してくれたのです。
息子のクラスには、その子と息子が唯一のアジア人のようです。

その後連絡を取り合い、彼女が語学学校で会ったというワーホリ(ワーキングホリデー)中の日本人の女の子も一緒にランチをすることに。

今日は息子の小学校からかろうじてランチ前に出てこられました!行ける!

さてどこだろうな。
もうこの3週間で毎日毎日ハミルトンシティ内を散々走ったので、どこでも行けるよ!と思いながら場所の連絡を待っていました。

そして来たのは、自宅すぐ近く。
いつも行くコインランドリーのある一角。

しかも、日本で準備しているときに毎日Googleマップを見ていたのですが、その時に見つけていつか行ってみたい!と思っていたカフェでした。ここにあったのか!
すっかり忘れていたけど。

こう考えると、本当に理想の場所に家を借りられたんだなぁと今更ながらに思います。
(諸々、いまだに大変だけど・・・)

たくさんの情報を得ました。
学校のこと。
フリーで英語を教えてくれる教室。
ビザのこと。
永住権の事。
子どもたちの習い事情報。

私はガーディアンビザ(Visiter  VISA)なので、働くことができません。
有料の語学学校も行けないので、英会話力を身につけるためには、現地の人達となんとかして交流しないと、と思っています。
こういうフリーのクラスはオンラインではあまり情報を得られなかったので、本当に助かります。

子どもたちが落ち着いたら早速行ってみたいと思います。

Wi-Fiが・・・

相変わらずのWi-Fi問題。
なんと、申し込んだプランで我が家の使用量では10日間しか持たないことが判明。

この使い方を続ければもうあと数日でまたWi-Fi難民に。

でも子どもたちの精神状態を考えると、そんな切り詰めたことを今は言いたくない。

なので、私だけ昼間はショッピングセンターや図書館に通い、家のWi-Fiは極力使わないようにしています。
そこで、もう面倒だから嫌だと思っていたけれど、重い腰を上げて、また新たなカンパニーに申請しました。

Unlimited(無制限)が欲しい!!!!

銀行口座開設

日本から申請しておいたANZ銀行からの連絡が全く来ないので、先日窓口に聞きに行ったけど、「待つしかない」と言われました。
もう家賃の支払い(2週間に一回)や光熱費など毎回振り込むのも手間だし忘れたら怖いし、銀行口座から自動で振り替えたい。

BNZ銀行の窓口に行ってみました。
実際行く必要はなくて、まずはオンラインで申請作業からでした。

とにかくこうして「話す」ことを積極的にしないと、一日中日本語で終わってしまうのが怖いのです。世の中全てオンラインで完結してしまうし。

さて、パスポートやビザの情報が必要。

New Zealand Visa Number という欄があるのですが、これはビザのPDFに掲載されているClient番号やApplication番号とは違うということを知るのに2時間くらいかかりました。

ニュージーランドの移民局のサイトにログインし、自分のビザのページの上の方にあるものがこの「New  Zealand Visa  Number」というものでした。

また、税金を払っている国を記載するページで、マイナンバーカードの番号も必要です。
もちろん、しっかり写真を撮っておいたよねーと写真を検索すると、自分の顔が写っている面しか写真を撮っていませんでした。肝心な番号はどこへ?
夫に連絡。

そんなこんなであっという間に時間は過ぎてゆく・・・。

久しぶりの笑顔とギター

息子をお迎えに行き、いつものように「どうしていなくなったの!」と怒られ、
まぁまぁ、となだめながら、娘の高校へ。

高校前の通りはお迎えの車でぐっちゃぐちゃ。いつもの少し離れた通りに車を停め、娘を待ちながら、息子と「今日はどうだろうね。」「今日も泣いてるかな?」「今日も落ち込んでいるかな」と話すのが日課になっていました。

が、なんと!今日は

笑顔でした!!!


息子と「笑ってる!笑ってるよ!」と大喜び。

どうやら今日はすごいことが出来たらしい。

誰か知り合いから、ギターのレッスンが受けられるらしいよ。という情報を得たというのです。
日本からギターを持ってきたかったけれど、たった一年の滞在。荷物軽量化のために泣く泣くあきらめたのでした。

そして、そのギターレッスンを自分で申し込むことが出来、なんと明日そのオーディション?があるらしいのです!!!

すごい、すごい!よくやった!
自分の英語で自分のやりたいことを言えたこと。
そして周りの留学生は誰もやっていないのに、自ら行動できたこと。

早速そのまま図書館に向かいました。

こないだ図書館でギターも貸してくれるという事実を知ったので、借りに行くことに。

娘と図書館カードを持ってカウンターに行き、貸してくれ、と言うと、
10秒でギターを奥から持ってきてくれて、本当に本を借りるような手軽さでギター一式を借りることができました。

帰ってから、久しぶりにギターを楽しそうに弾きまくる娘。

良かった良かった!
また一歩前に進んだね。

涙よりもやっぱり笑顔がいい。

科目変更

先日少し書きましたが、語学以前にコミュニケーションが苦手な娘が最も恐れていた授業「レクリエーション」をやめることを決断しました。
そうやって決断できたこともすごい。

つい数日前に大泣きしていたのに。
成長が早すぎて私の気持ちがついていかないほど。涙を流しながら、自分の気持ちを整理しているのだろうな。親は右往左往気持ちが落ち着かないけれど、やっぱりどっしりと見守るのが一番なんだ、と納得。

興味のあったビジネスの科目を取ることに。
私もこのビジネスだけは取ってくれたらいいなぁと思っていたので大賛成。

英語はさらにわからない。内容もさっぱりわからない。
でも・・・働く人のモチベーションや、マズローの欲求5段階説など、心理学的な要素を含んでいるので、なんだか楽しそう!
と思い、申し込んできたそうです。

それにしても「自分はさっぱりわからないけど、ちょっとワクワクしてる感」をどうやって表現したのか分かりませんが、どうやら先生が娘のために、普段生徒には見せないテキストを貸してくれたそうです。

そんな特別扱いを待っていました!!(心の中で泣くわたし)

貸してくれたけど、なんでも書き込みたい娘。
よし、おかーさんにまかせなさい。

その本を近いうちに見つけてきてあげる。

NZ小学校の先生と個人懇談

今日はお夕飯はカレーライス
甘口のカレールー(日本のメーカー)を見つけたのです!
日本のものが何でも手に入るので本当にここは外国だろうか、と思えてきます。

ご飯の準備もできたし、さて息子の学校の先生との個人懇談へ。

予約をしたのは数日前。
なんでもオンラインなので楽ちん。日時変更も、簡単です。

娘は14歳以上なので、8歳の弟と一緒にお留守番ができます。

すぐに帰るよー!と言い残し、慌てて小学校まで。

真っ黒や茶色や白い牛たちが「モーおなかいっぱい〜」と寝そべる田舎道を飛ばすこと10分。
ついに、Googleマップを使わなくても行けるようになった!!

息子の学校に近い場所に家を借りられて本当に良かった。
子どもたちを家に置いて、この大草原をドライブ。
なんて気持ちが良いのだろう!!

先生とは息子のことよりも、わたしの新生活立ち上げのドタバタについての話で盛り上がりました。

何日も先生がたの息子に対する態度を間近で見ていたし、フォローしてくれていること、友達もみんな少しずつ理解を始めていることを知っていたので、特に質問もありませんでした。

信頼関係って本当に大事。「一緒にいて!」と言ってくれた息子は正解でした。あのまますぐに慣れてしまって毎日すんなり学校に行っていたら、わたしはNZの学校について何も知らずに、何も見ることもなく終わってしまうところでした。

息子はこのまま慣れるのを待っていれば大丈夫。という考えが双方にあることを無意識に確認していたのだろうな。はっきり言って本当に息子についての話はありませんでした。

今朝疑問に思ったジェスチャーやマオリ語について聞くことができました。


こぶじいさんは、Add on the Idea(それに対しもっと意見があるよ!)
親指を胸の前で立てるしぐさは、I have an idea(アイデアがあるよ!)
手の先を合わせ屋根の形は、Disagree(違う意見だよ!)
親指と小指をパタパタさせるのは、Agree!(賛成!)

まぁ、わたしの英語リスニング力も怪しいから、これが正しいかどうかも分からないけど、息子に教えてあげよう。
きっと息子は自分で聞けるし、もうそろそろ簡単に身につけるのだろうけど。

初日に一緒に来ていたお姉ちゃんは元気か?と聞いてくれて、
今とっても辛いけど頑張っていることを伝えると。

Kie kaha!と伝えて、と。

これはBe Strong!という意味らしいです。

今は辛いけど、きっと花がブワッと開く時が来るよ。Kie kaha!

夕方5時。
設定された枠の一番最後でしたが、私の話が終わるともう先生方はみな一緒に帰って行きます。

懇談がなければ3時過ぎに子供達と一緒に小学校を出ていく先生も。
日が暮れるのは8時半。
まだまだ一日の楽しみはこれから。

先生方の余裕はこういうところから来ているのかなぁ。
またお腹いっぱいの牛たちを眺めながら温まった心と共に、子どもたちの待つ我が家に帰ったのでした。

帰ってから息子に言いました。
先生が、もう明日は付き添いいらないって言ってたよ。

この日の午前中、先生のお話を聞いていた時に、先生はうっかり言葉のミスをしました。
(もしかしたらわざとかもしれないけれど)
それが面白くてみんなで笑っていたのですが、

「先生、今朝、面白かったね」という話をしていたら、

ほら、こうして同じ思い出ができるんだよ。
まだ一緒にクラスにステイしてよ!

なるほどそれは・・・確かに。
NZの学校についてもっと知りたい、学びたい。

と思ったけれど、そろそろおかーさんに自由な時間をください。

サポート頂けたら嬉しいです!自分の世界をどんどん広げ、シェアしていきたいです。コツコツ階段を登り続け、人生を楽しみ尽くします。