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satoshi_st
さくら
言葉はまるで桜の花びらのよう
とても儚くて
この尊さを君に届けたいけど
伝えれば伝えるほど
その意味さえ壊れてしまう
私が選ぶ言葉も、
託された気持ちが届くことはない
この薄紅色が
どれほど輝いたもので
離れたあなたに写真を送ったところで
簡単に削除してしまうのだろう
言葉はまるで桜の花びらのよう
君に届けたくても
刻が経ってしまえば
大抵記憶から散っていく
消えてしまう
言葉もいらないほど
誰かと一緒に薄紅色を焼き付けて
とどめておきたい
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