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政治検定、それは最高にヒリヒリするサービス?

政治検定開発の経緯を、まとめるnoteを開設しました。

僕は強がるのが得意な人間ではないし、実際強くもないので、
たくさんの人に相談しながらこの政治検定を作っています。

また僕は博士課程在籍の研究者の端くれでもあるので、
大学院のゼミ(西洋思想研究)で、政治検定について話したことがあります。
この時、民主主義を研究する同期から、すごく険しい表情をされました。
そこで初めての投稿は、印象に残っている指摘をまとめました。
いま思い出しても胸がヒリヒリする、そんな指摘が2つあります。

目次
① 政治検定の評価軸は
② 政治を語るのに、資格がいるのか
③ さいごに 政治検定の前売りチケットは1000円〜

①政治検定の評価軸は?

ー「政治検定」で何を測るのか、評価軸は何か決めるのが一番大変
政治検定では、政治のリアルな知識の活用能力を評価軸にしていきます。

参議院の議席がいくつあるとか、そういう知識ではなく、
もしこんな状況の人がいたら、どんな制度が使えるか、とか、
これをやったら違法だけど、気づいているか、とか
そういう、
自分が政治を使いこなして生きていくことができる力、そして、
他者を政治を使いこなして助けることができる力、
それを評価軸に据えていきたいのが現状の構想です。

僕らは「政治を使いこなせる力を試す」検定だとお答えします。
様々な論点が乱立したり、対立したりする、
社会の前提知識やリアルな知識が理解できているのかを問う

それが政治検定です。

ー若い人にも受けて欲しいけど、
 親や先生や、議員さんに、受験してもらいたい。

これまで、政治的知識についてどのような指標があったでしょうか。
学校の試験問題、センター試験の問題、他団体が実施している検定事業…
どれも基本は教科書の知識。隅から隅まで先生は授業をして、隅から隅まで覚えられた生徒がテストで評価される。そしてテストが終わったら忘れる。
そんな学生時代を送った世代の方が大半だと思います。
(最近は知識活用型、難しくて面白い問題や授業が増えていますが…)

2016年、18歳選挙権の施行を経て、いわゆる「主権者教育」も、
代表的な模擬選挙をはじめ、増えてきているのが現状です。

もちろん、たくさんの課題がありますが、
僕は
政治の知識が「使えるスキル」としてアップデートされていくこと
は社会的にいいことだと考えています。
このチャレンジに、共感してくださる方をお待ちしています。

②「政治を語るのに『資格』がいるんですか」

ちがう、そうじゃない。

ゼミで、僕の政治検定構想に一番にコメントしたのは、僕の同期でした。
びっくりしました。ちがう、そうじゃない。

政治を語る資格は、誰もが生まれながら持っています。
そもそも「検定」とは特定の分野に関する知識や実技に関する能力を測る指標のひとつにすぎないので、
政治検定に合格したから偉い、とか、一人前、ということではありません。
自分たちがいま住んでいる国のあり方について自由に発想し、意見を持ち、発信することを促したいのです。
政治を語ったりすることがタブーのように扱われる日本だからこそ、
「政治検定に合格する」というモチベーションをもって学んでみる。

一応、こんなものに拘りたくはありませんが、広辞苑には以下のように掲載されていて、文科省でも定義のために使用した経緯があるようです。

広辞苑(第六版)における定義
検定試験…
特定の資格を与えるべきか否かを検定するため行う試験。
資格…身分や地位。立場。また、そのために必要とされる条件。
検定…一定の基準に照らして検査し、合格・不合格・価値・資格など決定すること。
試験…問題や課題を出して回答・実行させ、学習・訓練の成果・習得度や及第・合否・採否を評価・判定すること。

例えば英語検定や、漢字検定では、特定の言語の活用能力を示すことで、
実際にその言語を使って学ぶ場や、働く場での能力の証明になることがあります。
それが入学試験(入試)における検定合格者の優遇措置です。
政治検定もゆくゆくはそんな形で、様々な学校の政治経済学部をはじめとした入試に活用できるものにしたいな、と思うところもあります。
この構想は、政治検定が検定事業として軌道に乗ってから具体的に詰めていきます。

③さいごに CAMPFIREで前売り券を販売中です

コロナウイルス の影響で、たくさんの出前授業がキャンセルになりました。
これまで3000人の人に受験していただいた政治検定を収益化させることで、
出前授業のキャンセル分を補填しつつ、検定事業として伸ばしていければと考えています。
先着100名様限定で1000円で受験ができます。ぜひ、お願いします。


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