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ヴィパッサナー瞑想 千日行 100日目

今日で1日2時間の瞑想修行の100日目。

今から101日前の新月2020年2月24日に自称仙人の瞑想の達人、仙ちゃんから「瞑想をマスターしたいなら、最低1日1時間を回の瞑想を千日続けるのが最低ライン」だという千日行のアドバイスをもらった。

その翌日から千日行をスタート。今日でそれが100日になった。目標の1/10を達成。1日もサボることなくできた。継続は力なりで、この100日で得た気づきや変化は、私の人生の中で最高に素晴らしいものでした。そして、この100日間のうちにコロナ禍があり、仕事の状況はとても良いと言えないし、悩みがあったがそれが解決したわけでもない。けれども、人生で最も幸せを感じる時間が増えた100日だった。

することは山ほどあるけれど、時間の流れがゆっくり安らかなものになった。5〜6時に朝起きる早起きが無理することなく自然にできるようになった。今ここに生きることが、よりできるようになり、日々少しずつ、穏やかな心の安らぎを感じて暮らせるようになった。

幸せを感じられない、人生が苦しい、大変というのは、今ここに生きることができないということから来ているということを改めて実感して理解できるようになった。

後悔や怒り、恨みなどのネガティブな感情は過去を振り返っていると湧いてくる。不安や焦りは未来を心配することによって湧いてくる。劣等感や妬み、地位や名声を求める欲は、他の人と比較することによって湧いてくる。お金を得たい、ものが欲しいは、今ここに満足がないから湧いてくる。

瞑想をして、今この瞬間、心の静寂に耳を傾け、穏やかな安らぎを感じることができると、実は幸せになるために、ほとんどのものはいらなかったことに気づく。過去を振り返らず、未来を憂えなければ、今この瞬間に生きる喜びや感謝が感じられる。他の人と比較することを止めれば、劣等感や妬みは消えてなくなり、今ここの幸せを感じることができる。今ここにいる幸せを感じることができれば、必要以上のお金やものは欲しくなくなる。怒りや不安など、あらゆるネガティブな感情は湧かなくなってくる。

瞑想をして、今この瞬間、心の静寂、穏やかな安らぎを感じられれば、感謝は自然と湧いてくる。生きるエネルギーは自然に湧き上がってくる。思いやりや優しさ、愛情は自然と滲み出てくるものになる。自分のためより、他人や社会のために何かをしたい気持ちが自然と湧いてくる。

毎日2時間の瞑想を続けることで、心は純粋になり、子供の頃の感覚に戻っていく。まだまだ今ここにいるのが、そんなにうまいわけではないので、日々の出来事や感情に翻弄されることもある。けれども、今ここに生きることを上手になることが、本当の幸せを得る道だということに気づかされた100日間だった。

ヴィパッサナー瞑想はお釈迦様の教えた原始仏教の瞑想法です。
日本ヴィパッサナー協会 https://jp.dhamma.org/ja/

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