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NHKが政府の広報に過ぎないことがわかるフレーズ

NHKは独立した公共放送ということで、企業の影響を受けないようにスポンサーを付けないし、国営放送ではないということで税金による運営も行わず、視聴者から(視聴実態にかかわらず)受信料を取っている。
しかしNHKのラジオニュースなどを聞いていると、その建前に疑問符がつくフレーズをよく聞く。たとえば
「政府は国民の理解を得たい考えです」
「政府は国民に丁寧に説明していく方針です」
などだ。政府は報道へのリリースで上記のようなことを発表したのかもしれないが、政府が本心から上記のようなことを言っているかはわからないはずだ。しかしNHKはそのまま国民に伝えてしまっている。
いわば政権内部の立場として発信してしまっている形になっているのだ。

本来このような場合は
「政府は国民の理解を得たいと言っています。」
「政府は国民に丁寧に説明していく方針と発表しています。」
など"聞いた話"として伝えていくのが正しい。

ジャーナリズムを発揮するならそれが本当なのか嘘くさいのかまで踏み込んで伝えてもよい。

現在のNHKはただ政府の公式発表をそのまま伝えるだけ、しかも公共放送というフィルターを通しているので本心かわからない政府の主張について、真実味を補強してしまっている。
よって報道機関というよりも「政府の広報」として機能してしまっており、国民をミスリードしていると言わざるを得ない。

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