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金魚すくいに見る、親と子の価値観の違い。

夏といえば夏祭り!今年は地域のお祭りが数年ぶりに復活した!なんてところも多いのではないでしょうか?

こんにちは!子育て研究者のkotoです!

私が住んでいる地域でも2年ぶりに出店が出て、にぎやかな夏祭りが開催されました。コロナ感染に気を付けながら、わが家も家族で参加してきました!

コロナ禍になってから、夏祭りに行ったことがない子供たち。浴衣や甚平を着て、夜におでかけ!それだけでテンションはマックス🤣

みんなで手をつないで、歩行者天国になった車道の真ん中を歩く。これぞ、夏祭りの醍醐味です。

ヨーヨー釣りに、りんご飴。

お小遣いの範囲で、それぞれ自分がしたい遊びを選び、夏の夜を満喫しました😁

息子、初めて金魚をすくう

その中でも、生き物が大好きな息子が選んだのは金魚すくい。

ちょっと強面のおじさんに委縮しながらも、金魚の屋台に近づいていきます。

私も子供の頃は金魚すくいに夢中になり、全盛期にはポイ一つで20匹以上の金魚をすくったこともありました。

息子はまだ5歳なので、すくうのは難しいかなと思いましたが、失敗しても1匹はもらえるとのこと。

さぁ、どの金魚を狙うのか?!とワクワクして見守っていたのですが、息子が選んだのは、ポイではなく、まさかの「網」。

「え、それって金魚すくいじゃないじゃん!」

親の理解の範疇を超えた金魚すくい

いや、網でも金魚をすくうのには変わりないんですが…

絶対にとれる網ですくって何が楽しいの?!金魚すくいと言ったら、人間と金魚の熱いバトルじゃないの?!!

と、息子の発言にプチパニック。

(しかも網はちょっと高い)

「ママも一緒にやるから、二人でポイに挑戦しようよ?」

といろいろ提案してみますが、頑として意見を変えない息子。

結局、強面のおじさんの「早くしろよオーラ」に負けて、息子の言う通り網すくいを選びました。

息子が狙ったのは、大きな出目金。

(出目金って死にやすいんだよなぁ…しかもしっぽには病気も出てるし…)

そんな私の心配をよそに、息子は迷うことなく網で一すくい。

百発百中です。

おまけに小さな和金もゲットして、息子の初めての金魚すくいはあっという間に幕を閉じました。

何のドラマもありません。

それでも、欲しかった出目金をもらえて大満足の息子。

これでいいのか、金魚すくい…と思いながらも、その場を後にしました。

息子が欲しかったもの

私にとって、金魚すくいとは、少ないお金でたくさんの金魚をゲットする遊びでした。

けれども息子は、値段が少し割高であっても、欲しいものを確実に手に入れたかった。

私は金魚を「たくさんすくう」ということに重きを置いていましたが、息子は欲しい金魚を「手に入れる」ということが重要だった。

「金魚すくい」という同じ行為であっても、目的が違えば当然手段も違ってきます。

息子は、私とは違う手段を使って、自分の果たしたい目的をしっかり達成したのです。

お金はなんのために使うのか?

お金の使い方って、その人の価値観が強く表れる場面。

私自身は、親から「高いお金を払うのは、贅沢だ。」

と教えられてきました。

だからものを買うときは、「欲しいもの」ではなく、できるだけ「安いもの」を選ぶようにしていました。

それでも、欲しいものの値段が高いことだってあります。

そんなときは、ものすごい罪悪感にかられながらの決済でした。自分なんかにこんな高いものを買ってしまった…と、それを見るたびに後ろめたい気持ちが。

また、いつも値段を気にして物を買っていたので、物の価値を「値段」でしか測れなくなっていたのかもしれません。

だから息子が金魚すくいの中で割高な網を選んだ時に、「なんてわがままなんだ!」と強く感じてしまったのでした。

けれど、お金というのは、自分の願いを叶えるための一つの手段です。「お金では手に入らないものはたくさんある」という言葉は美しいですが、「お金で手に入るもの」は実際たくさんあります。

なんでもかんでもお金で解決できると思うようになるのは困りますが、お金を適切に使って、自分の心を喜ばせたり、何か問題を解決したりすることって、本当は大切なことなんじゃないかと思います。

お金をどんなものだと捉えて、どう使うか。

いろいろな価値観のある問題だと思いますが、私は子供には自分の人生を有意義にするためにお金を使えるようになってほしいと思います。

息子と私は違う人間です。何が喜びなのかだって全然違う。

だったとしたら、金魚すくいに求めることが違ったって、全然いいはずなんですよね。

親の自分の価値観を押し付けず、彼がどう感じているのか、何を願っているのかを大切にしてあげたいと思います。

そのためにも、自分の信じてきたことが、本当に筋の通ったものなかを、日々振り返る習慣をつけていきたいものです。

その後の出目金さん

これまた凝り性のパパにより、立派な水槽やブクブクを用意してもらった出目金さん。

心配していた病気も無事に治り、元気に水槽を泳いでいます。

人が近寄ると、ぱくぱく餌をねだるものだからかわいいったらありゃしない。

しっかりと家族の一員になっています。

もちろん餌やりは息子の仕事。

毎朝起きてくると、真っ先に金魚の水槽の前に向かいます。

もし、金魚すくいの時に、私が息子の気持ちを押しやってポイに挑戦させ、息子が特に欲しいとも思っていない和金を手に入れていたら…息子は金魚に見向きもしなかったかもしれません。

息子が心から欲しいと願ったものだったから、今もまだ、自分の思いを出目金にそそぐことができているのだと思います。

そんな息子の姿を見ながら、親として日々どんなことを子供に伝えていけばいいのか、頭をフル回転させる毎日です。

全国のママ・パパの皆さん!

いよいよ8月のスタート!

非日常的なことが多く、悩む場面も増えてくるかと思います。

大変な毎日ですが、ご自分の心と、お子さんの心に目を向けて、心豊かな日々を送られることを祈っています!


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