デポーを拠点にした地域コミュニティづくり デポー活動交流会開催しました!
神奈川に22ある生活クラブのお店「デポー」。消費材の購入だけでなく、地域に開かれた活動拠点として、組合員がアソシエーション活動を広げています。
※アソシエーション:共通の目的・テーマを持った人々が自発的につながるグループ
これに関連して生活クラブ神奈川では2つの助成・基金の仕組みがあります。
①デポー活用新機能スタートアップ助成
アソシエーションの立ち上げを資金面で応援するしくみです。「やりたいこと」を組合員に呼びかけ、地域密着型のデポーを活かした出会いの場づくりや文化活動など、地域で暮らす人たちの問題意識や思いを集めた多様なアソシエーションづくりを応援します。
②居場所をテーマとしたアソシエーション支援基金
組合員発の居場所活動を支援する目的をもった基金です。活動する仲間も組合員+地域の人たちです。まずは、居場所のテーマを決め、仲間づくりを進めて、活動内容に応じて基金の助成を申請します。
各アソシエーションより活動報告をしました
5/29にデポー活動交流会を開き、22年度、23年度助成を受けたデポーアソシエーションより活動報告を行いました。
23年度助成2デポー
報告より▼
2024年4月にプレオープンとしてコーヒー、紅茶、ジュースを出し、9名の方が立ち寄りました。
シュークリームや梅ゼリーなど様々な消費材を出し、デポーで買って帰られる方もいらっしゃいました。
「こんな場があって嬉しい」「もっと開催してほしい」などのお声をいただきました。
気軽に立ち寄って、ホッとできる場を作っていきます。
報告より▼
出産後に家で孤独感を感じていた中、デポーに行けば組合員の皆さんに声をかけてもらえて、活動に参加すればおいしいご飯を食べてほっとできる時間があり、そんな経験から居場所づくりを始めました。
現在スタッフ4人、調理師1人で活動しています。
カレーランチを大人は300円、お子さんは無料で提供しています。毎回、お菓子を届けてくれる組合員もいます。
助成を受けて、集会室の子どもスペースが広がり、より明るい場になりました。子育ての息抜きになる場を作っていきます。
22年度助成3デポー
報告より▼
集会室だと堅くなってしまうため、Café化チームでおしゃれで優雅な空間を目指しました。
2023年は毎週土曜日、計56回開催しました。講座などの企画は年間17回開催し、金継ぎや健康講座、音を楽しむ会(中国の楽器「二胡」)など、企画で人がつながる場を地域に開いています。デポーの買い物代行ケアの電話受付も行っています。
報告より▼
7か所の掲示板での周知や200枚のチラシを撒いて活動をお知らせしました。
2023年5~7月にプレカフェを開催し、9月14日にはメンバー7名、ボランティア10余名でオープン。
その後、消費材を使ったカレーを中心に月1度出し、毎回70名ほどの方々に喜んでいただき、クリスマスには92名の方にお越しいただきました。
瀬谷区の子ども食堂に対する助成金や、かながわ生き活き市民基金の「ユーコープ子ども応援助成」などもいただいています。
資金面など課題はまだまだありますが、孤食ではなく喋りながらご飯を食べられる場を作っていきます。
報告より▼
立ち上げスタッフが社会福祉士、スクールソーシャルワーカーで、親の考え方でお子さんが苦労していることを感じていました。
同時に親のための場も必要と考え、組合員や地域の方々だけでなく、学校に行きにくいお子さんや保護者のための場を作り、丁寧に悩みや話を聞くことを大切にしています。
集まりでは、参加者が困っている方に声をかける場面も見られました。
2023年8月にはお茶会、10月にはハンドマッサージ、12月にはクリスマスリースケーキ作りを開きました。2024年2月のハンドベルの企画は講師がコロナ感染のため中止となりましたが、こんな時どうすればいいのかを考えるきっかけになりました。
講師は組合員から募り、だんだんと参加人数も増えています。スタッフに無理をさせず、活動を長く続けていきたいです。
毎月100円の寄付にご協力をお願いします~地域を豊かにする活動を広げていきます~
2025年度からは、「デポー活用新機能スタートアップ助成」、「居場所をテーマとしたアソシエーション支援基金」は2024年10月に新設される「生活クラブまちづくり基金」に統合されます。組合員から毎月100円を募り、まちづくり基金は、地域をよりよくする様々な活動・団体に助成されます。ご協力をよろしくお願いいたします。
生活クラブまちづくり基金の申し込みフォームはこちら