こんにちは。アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです。
本日、TOEFLをテストセンターで受けてきました。
初めて受けたTOEFLの問題と解き方を振り返りながら反省をしていこうと思います。
(2024年2月3日公開)
1. 試験会場の様子
試験会場は会社が多く集まるビジネス街。
20人ぐらいが入る部屋での試験でした。
受験者はインド系と中国系が多く、日本人も数人見かけました。
空席もありましたが8割ほど埋まっていて、
私の左右にはそれぞれ受験者がいました。
受験生は緊張している様子。
顔をマッサージしたり、心を落ち着かせたり、みんな真剣。
談笑している人は一人もいません。
試験は10時から始まるものの、開始ボタン(continue)をいつクリックするかは自分のタイミング。
私は周りが始まった様子を確認してから、一歩引いて始めました。
シーンとしているところ、突然数人が流暢な英語を話し始め、一気に空気が変わりました。
これはマイクチェックでした。
音量チェック、マイクチェックを終え、いよいよ問題開始です。
2. リーディング
最初は35分のリーディング。
大問2題、各10個ずつ設問があり合計20問。
今回出題されたものは
猫の嗅覚(生物学)
狩猟から農耕への移行(人類学・歴史)
私は動物が好きなので、猫の話は楽しみつつ読むことができました。
狩猟から農耕に関しては大まかな意味は分かっても、細かなところが読み解けず四苦八苦。
リーディングの場合、試験中前の問題に戻ることができます。
また、レビュー問題のボタンが右上にあり、解き忘れがないかも確認することができました。
とてつもなく集中していたのであっという間に試験終了。
リーディングが終わったので、深呼吸をして次はリスニングです。
3. リスニング
36分、大問5題、28問を解いていきます。
リスニングはリーディングと違い、前の問題には戻れません。
問題はこちらです。
授業登録について(学生とカウンセラーの会話)
デニムの製造プロセス(化学・生物学・環境科学)
映画学のコースについて(メディア・コミュニケーション学・学生とカウンセラーの会話)
古代の海洋航海と移動(考古学)
木星の第1衛星イオ(天文学)
単語力不足を実感したリスニング。
リスニングはわりかし大丈夫かな〜と思っていたのでしたが、ボロボロでした。
まず比較的容易な会話の問題。
フィジカルセラピストになりたい学生がケミストリーの授業を取っていないために、取りたい授業が取れなくカウンセラーに相談する話。
anatomy(解剖学)をド忘れ、Physiology(生理学)がよく分からず、モヤモヤ。
次にデニムの話。
教授がエンザイムは何か知ってる?と言っていて
心の中で「分かりません」と答えましたw
その後、
Gene Washing(ジーンウォッシング)、
Lactase(ラクタス、乳糖を分解する酵素)、
Biostone(バイオストーン、化学物質や微生物を用いた石洗いの代替方法)、
Cellulase(セルロース、デニムの洗浄や加工に使用されるセルロース酵素)
という単語が出てきて遺伝子の話かな???
と思いきや、ジーパンを製造する話でした。
3題目の会話を経て、難題だった4題目と5題目。
苦手な考古学と天文学が出てお手上げ。
試験中はボヤッとしか理解できません。
記憶を基にChatGPTに内容を解説してもらいようやくスッキリしました。
参考までにこんな感じです👇
IO、Europa、Ganymedeって何のこと?
天文学が苦手なことは試験を受ける前から分かっていたので、
もっと天文学の知識を入れていたら解きやすくなったかな〜と思いました。
4. スピーキング
きました。アウトプット系。まずはスピーキングです。
約17分間で4題解きます。
4-1. 独立問題
あなたは意見を言う際、人の意見を基にするか、自分の体験を基にするかどっちですか。
といったような問題でした。
考える時間は10秒しかなく頭が真っ白になりますが、
用意したテンプレに従って解答します。
私は自分の経験を基に意見を述べるのがいいと思います。
より人を説得できるし、よりユニークだからです。
のような解答をしました。(したつもり)
4-2. 総合問題(キャンパスアナウンスメント)
2つ目から統合問題です。
まずはリーディング(キャンパスアナウンスメント)を読み、そしてリスニング(学生の会話)を聞きます。
リーディング(キャンパスアナウンスメント)は、だいたいこんな感じです。
学生が中立の立場だとややこしくなるので、賛成か反対かどっちかによってくれたらいいなと心の中で願いながら聞いていたところ、
学生さんはアナウンスに賛成で心の中でガッスポーズしました。
それとここでは前日に見つけたメモの取り方が大活躍!!!
Youtubeで見つけた動画に助けられました。
動画・メモ・テンプレをシェアしますね。
こちらが動画です👇
こちらがメモです。
リーディング・リスニング中、どんどん空欄を埋めていきます。
準備したテンプレート👇
4-3. 総合問題(リーディング+リスニング+スピーキング)
ここまではまずまずです。
スピーキング3題目。
リーディングを読んで、リスニングを聞いてから答える統合問題。
テーマは生物学から出題されたMüllerian Mimicry(ミュラー擬態)。
生物学は出題されやすいテーマでしたが・・・・難しかった。
かなり微妙。
これもあまりにもついていけなかったので、私の記憶を基にChatGPTに内容を推測してもらいました。
気になる方はどうぞ👇
スピーキング3のメモもYoutube(TST Prep TOEFL)で見つけた動画を参考にしてみました。
かなり役立ったので、メモの取り方やテンプレで迷子の方は一度使ってみてください。
左がリーディング。右はリスニングです。
リーディングではトピックとトピックの概要を掴み、記入します。
リスニングでは具体例が2つ出てくるので、それを順次埋めていきます。
そして、このメモを基に、テンプレに沿って解答します。
こちらがテンプレ。
メモの取り方やテンプレのやり方自体は良かったのですが、
内容をあまり把握していないのと、テーマであるMüllerian Mimicryを上手く発音できずで、全体的にしどろもどろになってしまいました。
4-4. 総合問題(リスニング+スピーキング)
リスニングを聞いて、解答する問題。
今回のテーマは心理学で
「行動を変えるための強化(reinforcement)」。
心理学も生物学と並んでよく出ますが、今回も出ました。
詳しい内容はこちらです👇
メモやテンプレはさっきとほぼ同じものを使いました。
(Josh先生、ありがとうございます!)
スピーキングの中でもこの4番は一番自信がなく、
Youtubeで見つけた「とにかく単語を書いて、創作」という戦略でいきました。
どんどん話しましたが、どうでしょう・・・・。
大事なキーワード、reinforcementって今なら「そうだった〜」分かるのですが、
試験中はさっぱり忘れてしまっていました。
生半可な理解で話しているので、あまり期待せずに結果を待ちたいと思います。
5. ライティング
気持ちを切り替えて最後は29分で2題あるライティングです。
5-1. 総合問題
150〜225語で書く総合問題です。
重い問題はこれで最後です。
本番は練習よりよくできました。
今までは文字数が足りなかったり、
全然書けなかったりで諦めていた総合問題だったのですが、
今回は書き終え、しかも5分見直す時間も持てました。
要因は、前日にYoutubeで見つけたノートの取り方とテンプレです。
あと、今回のテーマ「産業革命の頃の技術革新」と相性が良かったことです。
実際取ったメモがこちら。汚い😅
汚すぎて分からないと思うのですが、
真ん中の縦の行にはリーディングの3つのポイントを書き、
リスニングでは講師がそれぞれのポイントにどう反論するのかを書いたものです。
このメモを基に、以下のテンプレに従ってライティングを書き上げます。
テンプレ通りにはいきませんでしたが、この流れで仕上げることができました。
5-2. アカデミックディスカッション
最後は2023年から導入された新形式の10分ライティング。
今回のテーマは、
「子どもにとってオンラインで見る動画は害であるか、そうでないか」です。
このテーマに対して自分の意見を10分でササッと書きます。
迷う暇はありません。
問題の画面を見た瞬間、公式サイトの例題と全く同じビジュアルで、安心しました。
見慣れた先生、見慣れた学生で、「あ、また会いましたね!」という気持ちでした。
テーマも例題の中にあったような気もします。
アカデミックディスカッションもテンプレを事前に準備。
ここではTest Resourcesのテンプレを使わせてもらいました。
書く時間は10分しかないので、テンプレは必須だと思います。
6. 反省
初めてのTOEFL。思うことは多々あります。
メモ用紙は4枚のみ。うまく使うこと
私は勉強の段階で与えられる紙の枚数を考えずに、手当たり次第メモっていました。
当日は4枚しか与えられず、これをリスニング5題、スピーキング4題、ライティング1題でどう配分すればいいんだろうかと困ってしまいました。
事前に配分を考えるべきだったと反省しています。
自分にぴったりのテンプレを早めに見つけること
問題演習が大事だと思い、とりあえず問題を解いていました。
TOEFLはテクニック勝負です。
闇雲にやっても、無駄です。
なぜ前日までテンプレ探しをしなかったのか不思議ですw
苦手なジャンルを知ること
天文学が好きではないことは、自覚していたんです。
でも何もしませんでした。
また、頻出の生物学・心理学に関しても関係する本を読むとか、動画を見るとかしても良かったかと思います。
単語力
TOEFLは単語力が得点を底上げするなと実感しました。
単語が分かれば迷いも減り、理解度も増えます。
もう一度単語から頑張ります!
試験直後に思った点はこちらの4点です。
テスト結果はあと6日後。
リスニングとリーディングは試験終了後に分かっていて、
目標としている点数からは遠いことは分かっています。
自分の英語力を数字で見るのは辛い部分もありますが、
スピーキング、ライティングはどうだったのか気になるもの事実。
ちょっとだけワクワクして待っていようかと思います。
今回は以上です。
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それでは、次回の記事でお会いしましょう!
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