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【体験レポ】アメリカ・グリーンカード用の健康診断、こんなに時間がかかるの?書類入手までの2か月間の道のり

こんにちは~!アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです。
私はアメリカ市民との結婚をベースにグリーンカードを申請しています。

今回はグリーンカード申請に必要な健康診断の体験談をまとめました。

健康診断もやることが多くて大変😢💦
これからグリーンカードを申請する方のご参考になれば幸いです。

(2023年2月16日公開)


まず健康診断のタイミングですが、
私は結婚後、書類準備をしながら同時並行で健康診断も進めました。

診断結果のフォームに記載されている医師のサインが書類提出日より60日以前のものは使用できないという規則があるのですが、
2023年3月までは免除となっているようです。

それとこの健康診断はビザ申請をする自分だけが受けるものであり、スポンサーは不要です。

1、事前調査

2022年12月16日

最初に行うのは病院探し。
私は事務所を通してグリーンカードの準備をしておりますが、病院に関しては自分で検索して、とのことでした。

ということでFind a Civil Surgeonというサイトで、移民健康診断(immigration physical Exam)をやっているクリニックを調べます。

10件以上主にメールで問い合わせをして、比較的手頃なInstant Urgent Careに決めました。
(記事の最後に問い合わせの詳細を書きます。気になる方は参考にしてみてください。)

ちょっと失敗したのが、お医者さんが自分の保険ネットワークにいるかどうかまで確認しなかった点です。
血液検査や、もしかしたら予防接種が必要になる場合があります。
その際ネットワーク内の医師でしたら、保険でカバーできる可能性があります。

2、外来

2023年1月11日

電話で予約して、最初の外来。
書類の記入、身長体重測定、政府承認の医師に聴診器で胸と背中を診てもらいました。
その後受付で健康診断費用($199)をお支払いし、次の検査の際に必要な書類をもらって終わり。

待ち時間もほとんどなく、15分ぐらいで終了。

検査項目の書かれた書類

3、検査のための準備

次のステップは検査。
検査で必要な書類はこちらです。

  1. I-693

  2. 予防接種の記録

  3. 病歴記録

  4. 本人確認書類(パスポート、運転免許証)

  5. クレジットカード

I-693

I-693は米国移民局 (USCIS) に健康診断の結果を報告するフォームです。
自分の医療機関の場合は、事前にダウンロードをしてねという指示でした。
こちらがフォームです。

予防接種の記録

必要な記録はこちらです。

  • Diphtheria / ジフテリア 

  • The current year's Influenza / インフルエンザ

  • Measles, Mumps and Rubella (MMR) / 麻疹・おたふくかぜ・風疹(MMR)

  • Pertussis / 百日咳

  • Polio / ポリオ

  • Tetanus  / 破傷風

  • Varicella / 水痘

  • COVID-19 / 新型コロナウイルス感染症

  • Hepatitis A & B / A型肝炎・B型肝炎

  • Rotavirus / ロタウイルス

  • Pneumococcal / 肺炎球菌

  • Meningococcal / 髄膜炎菌

すごく多い・・・😢 
胃が痛くなります。

手元に記録がないので、日本にいる母に頼んで送ってもらいました。
そして、受けていないものがあることに気づきました!!!

受けてないのはこの4つ。

  • Rotavirus / ロタウイルス

  • Hepatitis A & B / A型肝炎・B型肝炎

  • Pneumococcal / 肺炎球菌

  • Meningococcal / 髄膜炎菌

「わ~💦」となって急いで検査前に、
自分の保険のネットワーク内の機関(cvs minute clinic)で受けようとしました。
しかし、大人になってからはこれらはほとんど受けらないようです。
唯一受けられるのが、B型肝炎ワクチン。
ただ、3回に分けて接種の必要があると言われました。

しかもネットワーク内の医療機関にもかかわらず、
「あなたの保険が適用されるかは、全てを処理後じゃないと分からない」
と言われ、
一旦ここでのワクチン接種は諦め、そのまま検査を受けることにしました。

4、検査 

2023年1月19日

いよいよ検査。予約は必要なし。
Bio-Reference Laboratoriesで検査でした。

受付を済ませ名前が呼ばれて最初にしたことは、血液検査。
3本分の採血だったので、ちょっと長めです。
その後は、尿検査。

この2つの検査で終了です🌟
受けていないワクチンに関して心配していたのですが特に問題にならず、20分であっという間に終わりました😅
I-693フォームや予防接種の記録を時間をかけて準備したのですが、
なにも提出しませんでした。

医療機関が集まっています
BioReference Laboratories

5、検査後

2023年2月6日

検査後の結果は医療機関上のポータルサイトにて確認ができます。

その後なのですが
医療機関の手引書には、書類の手続きには1~2週間かかるということでずっと待っていたのですが書類は来ません
おかしいと思って問い合わせたところ、いくつか予防接種が必要だと言われました。

早くそれ言ってよ~という感じでした💦

6、自分の保険ネットワークの医療機関で足りないワクチンを受ける

2023年2月7日

2種類のワクチンを受けました。B型肝炎と破傷風です。
Instant Urgent Careでも受けられるのですが、保険が効かないので別の機関で受けました。

破傷風は小さいとき受けましたが、10年以上空いてしまったためもう一度となりました。(おそらく)
破傷風のワクチンは1~3日間痛みが続くようなので、利き腕じゃない腕がよさそうです。

B型肝炎は2022年から必須になったようです。
こちらは3回接種することを覚悟しましたが、量を大人用にしてくれ2回接種で済むことになりました。
2回目は1か月後。
でも1回目を打ったその場で証明書を印刷してくれました。
それを医師にチャットで連絡、Instant Urgent Careの事務にメール送付しました。

約2週間後保険会社から、明細が送られてきて、全てカバーされていました。よかった。
もし、カバーされていなかったら$370。恐ろしいです。

明るい方が対応してくださり、気持ちよく接種を終えました。

7、サインをして書類を受け取る

2023年2月16日

ワクチン証明書を送付後、音沙汰がないので今回も催促。
医師から「サインが必要だから事務所に来て」という連絡を受け、最初とは別の支店に向かいました。

患者さんはいないようで、待ち時間もなく受付。
書類にサインをして15分程待ち、結果を頂きました✨

やった~😊

こちらが書類の入った封筒
開けてはいけません
Instant Urgent Care
Instant Urgent Care

8、まとめ

病院探しから始め、ぴったり2か月目で書類を入手しました。
長かった・・・・。

書類を準備してくれたInstant Urgent Careに2回、
ラボに1回、
ワクチン接種のためのwalk in clinicに2回、
と、時間と労力がかかりました。

医療機関に関しては、自分から言わないと動いてくれないという印象が残りました。
さまざまな機関が関わるものこそ、自分が主体的に動き物事を進めないといけませんね。
もっとこまめに連絡していたら、全てがもう少し早く終わった気がします。

📝参考メモ

以下は、サンフランシスコベイエリアでの移民健康診断を行う医療機関に費用をメールで問い合わせた結果です。

  1. 返事があった医療機関・・6件

  2. 返事がなかった医療機関・・2件

  3. やっていないと答えた医療機関・・・2件

  4. 電話で聞いてねという医療機関・・・1件

見積もりに関する回答

  1. $199

  2. $200

  3. $200 (血液検査はカバーされるかも)

  4. $250 (labに関しては保険適用の可能性がある)

  5. $319 (予防接種のコピーを持参すれば)

  6. $470~$1,200 (年齢層や必要な予防接種の回数によって異なる)

噂通り各医療機関で費用に差があります。

  1. 血液検査は保険でカバーされる可能性が高い

  2. 予防接種を受けているかどうか

  3. 受けていない予防接種は、ネットワーク内の医療機関で受ける

医療機関を選ぶ際は、機関がもともと設定している健康診断費用に加え、
この三つも念頭に置かれるといいと思います🌟

私は保険会社に問合せをして、無料の予防医療サービスの存在を知りました。
みなさんも、ぜひネットワーク内でワクチンを受けてくださいね。

最終的に、ワクチン費用も、血液・尿検査の費用もかからず、
ベースの$199で収まりました😊


(2023年2月23日追記)

9、ビックリ請求がきました😱

2023年2月21日

肝を冷やしました。

ラボから請求書が届いたのです!

その金額は、$814😵ヒエ~!
しかも支払い期限は昨日まで。

ビックリ請求

明細はこんな感じです。

  1. ROUTINE VENIPUNCTURE 定期静脈穿刺 $8.20

  2. TB TEST CELL IMMUN MEASURE TB検査 細胞免疫測定  $230

  3. SYPHILIS TEST NON-TREP QUAL 梅毒検査(非標準検査)  $31.70

  4. HEP B SURFACE ANTIBODY ヘップB表面抗体  $70

  5. MUMPS ANTIBODY モンプス抗体  $83.76

  6. RUBELLA ANTIBODY 風疹抗体  $92.36

  7. RUBEOLA ANTIBODY ルベオラ抗体  $82.68

  8. VARICELLA-ZOSTER ANTIBODY 水痘帯状疱疹抗体  $65.40

  9. N.GONORRHOEAE DNA AMP PROB 淋菌 DNA アンププローブ $150

ラボの受付で保険証を提示したはずなのですが、電話でもう一度保険情報を伝え、再度処理してもらいました。
全額とはいわずとも、多少カバーされて欲しいなあ・・・。

10、ビックリ請求の末路

待てど暮らせど、ラボから連絡が来ません。
思い切って電話をしてみたら、私の払うべき額がゼロになっているとのことでした😀

保険でカバーされたようです!

よかった・・・✨


これから準備される方は、以下の3点に留意してください🌟😊🌟

1、健康診断に関しては複数の医療機関が関わる可能性がある!
2、書類代、ラボ代、ワクチン代が発生する可能性がある!
3、予防接種の記録は最初に準備し、初診の時から持参する!

それでは、今回は以上です。
また次の記事でお会いしましょう~!

参考資料

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