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38℃の気温と風呂温度の話

 暑い日が続きますね。
 こんな日は少しぬるい風呂に入るのもいいでしょう。
 水温を38℃くらいに設定しましょうか…

 気温と同じ温度なのにぬるく感じる、だと?

 なぜこのような現象が起きるのか、誰しも一度は疑問に思ったことがあるかもしれません。浴槽は40℃前後を適温と感じる人が多いといわれますが、40℃前後の気温は暑過ぎます。

 今夏の日本、貴方のことですよ。

 子どもの頃に読んだ本に、その理由を「風呂は首から上が湯の外にあるから」とか「水と空気の熱伝導率が異なるから」といった説明がありました。なんとなく釈然としない気持ちになりながら風呂に頭まで浸かって(やっぱりぬるいよ…)と少年渡邊は思いました。熱伝導率のことを勉強しても、(35℃の説明はできるけど38℃は体温より高いじゃないか。やっぱり変だ。)と思いながら、その謎は記憶の彼方に消えていきました。

 
 先日、偶然これに関する中学生の自由研究が取り上げられている記事を読み、こいつはすげぇやと息を呑みました。

 夏季休暇のシーズンに自由研究テーマに悩む方々の参考になるかもと思い、2002年の研究ですが、ご紹介させていただきます。


 秀逸なのは身体の深部温と皮膚温、外部の温度に着目し、さらにそれを実験的に観測し分析したことでしょう。あつい/ぬるいという感覚に言及する際にも、複数人の主観を持ち寄ることで説得力を増していた点も巧妙です。

 理由はリンク先の本文が必要十分にまとまっており、そう長くない内容ですからご興味のある方は是非ご参照くださいませ。

 もしかして世間の常識かと驚愕して適当に検索したところ、憶測や個人の感想混じりの適当な回答が溢れていましたから、どうやら医学・生理学的にも矛盾のない説としては、先程の自由研究が適切なものかと思います。


結論:今日も暑い。アイス食べたい。



 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは快適な生活環境か、クマムシ並の環境適応能力の獲得を。



#クマムシ #とは #最強生物の候補その1
#アレ虫じゃなくて動物なんですって #環境適応って言ったけど乾眠状態が強いだけでそれ以外では普通に絶命する小さな動物 #色々考えると環境を作り変えてなんやかんや種として生存してるヒトってやばい #環境に適応できなければ環境を私たちに適応させちゃえばいいじゃない #みたいな
#それってやばくない#今こんな気分

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