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三文役者 《詩》

「三文役者」

攻撃役 足元見せるな

最前線の役回り

数が力の道の裏側


同業者の群れ 

半グレ請負 
影で絵を描く腐れ外道


お前のグループは薄っぺら過ぎる

裏を取ったつもりが取られてる

気が付かないだろう
薄ら笑いのクソ野郎共


見極める 
その場限りのから返事

狂い出した歯車 進まない話

常識で辿る道筋


何の事だ 
最初から無いさ そんなもん


狙いを定めた眠らない街

溜り場 眼光 
誰かの手のひらの上


踊らされるな 
叩き出した額に目が眩み夢の中

気付けば始まりの終わりで塀の中

天から垂れて来た蜘蛛の糸


知らぬ存ぜぬ 
申し訳御座いませんの三文役者


巻いて焚いて吸って吐いて繰り返す
ジョイントの山


鳴り止まない電話

諭吉で塞ぐ事柄の穴

推察認知 洞察力 


返したつもりが返される山


24時 ビルの谷間 
吹き付ける風が俺に突き刺さる


月だけがギラギラと輝いてた夜

Photo : Seiji Arita

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