こころの迷子をテーマにしたプロフィール
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こんにちは。むかいせいじです。
1971年生まれ、2023年52歳。若い頃にはデザインを学び、心身不調の経験から学びを得て、15年以上前からリラクセーションの講座を開いてきています。カウンセラーとしての経験も重ね、5年ほど前からはボランティア団体でグリーフケアを届けることにも触れています。そして、2023年からはMBSRでセルフケアを伝え始めています。
テーマのはじまり:こころの迷子
こころの迷子というテーマにたどり着いたのは、2023年5月頃だったと思います。犬のおまわりさんの歌詞をふと思い出しました。「まいごのまいごの子猫さん、あなたのおうちはどこですか🎵」あなたのおうちはどこですか?。この”おうち”とは、建物の家だったのだろうかと、ふと疑問を持ってしまったのです。それは、こころのおうちかもしれない。それが、こころの迷子というテーマの始まりです。
学びの中での気づき
2021年秋から2023年夏までMBSR(マインドフルネスストレス低減法)というマインドフルネスを用いたセルフケア講座の講師養成に参加していました。そして講師の認定もいただいています。
この間に興味深い経験をしました。感情の面で、何度も手に追えない反応が起き、しばらくおさまるまでその反応を見守る経験です。マインドフルネス瞑想の実践には、自分の気づいていないことがらにも気づいていける効果があります。しかし、気づいていくということは、手に追えないことがらにも気づく可能性があるということです。手に負えないことに気付いたとき、瞑想は中断すべきです。私は中断すべきだとは知ってはいました。しかし、当時は中断することができていなかったと今はふりかえっています。
当事者としての自覚
2023年に入りトラウマ経験が背景にあることを意識して、マインドフルネスを伝える枠組みを学び始めました。TSM(トラウマセンシティブマインドフルネス)です。学び始めて、とても苦しくなりました。学習用の教材も冷静にみることができない。わたしは当事者でもあると強く認識しました。そして、学びを自分自身の瞑想実践に取り入れた時、これまで以上に、楽に取り組めることがわかりました。私自身が、トラウマ経験を背景に持った人であるという認識が薄かったのです。
たどりついたスタートライン
2023年7月、ある目的で書店を訪れました。そこでふと目に入った本が「トラウマセンシティブヨーガ」という本でした。そこには、これまでなんとなく思っていたことが、論理的にやさしく綴ってありました。トラウマサバイバーは、内受容感覚が不全で、得た情報を選択できないため体がうまく機能しなくなる。また、終わりがあると感じられない。いずれも懐かしいと思えるほど馴染み深いものでした。
内受容感覚への意識を育てられ、選択することができ、終わりがあると感じられていたら、これまでの時間はどれだけ生活しやすかったことだろうと思いました。
こころの迷子にある意味
ここまでMBSR、TSM、TSYという専門的な言葉を説明もなしに書きました。大切だと思うのは、それぞれの構造よりも、それらに共通している意味だと考えたからです。それらに共通していることは、自らの感覚に、安全に気づき、自分の中に安全なスペースを育て、意識しない反応ではなく、意識し対応を取れるようになっていく道筋です。これは決して、病名がついている人だけのものではなく、ほとんどの人に有益なことがらだと思っています。
だから、これから私は、安全に内受容感覚に気づく経験、安全に刺激と反応について気づく経験、内受容感覚を育て、神経・からだ・こころにスペースを育て、すこしずつでいいから、こころのおうちを実感できる体験を届けていきたいと思っています。
体験を共にできる出会いを楽しみにしています。
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