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コミティア131を終えて

コミティア131が終わりました。お越しくださった皆さん、ありがとうございました。

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「今回初お披露目。引率のカラテン先生」

当日、相変わらず朝が弱いのでギリギリの会場到着。準備もある程度終えようとしている両隣りスペースの作家さんに速やかに挨拶し、へこへこと準備を始める。家から送った自分の本がパンパンに詰まったダンボールが大きな通りのど真ん中にポツンと寂しそうに置かれている。

今回は両隣りが人気サークルさん。開始当初に列ができ、見事に自分のスペースの前に空間ができて「おおおお」となってました。
このまま一冊も手に取ってもらえなかったらどうしよう…、とも瞬間思ったのですが、自分の場合は実際に一回目の参加時に一冊も売れなかった経験があり、そのあたりの感覚のネジが外れているのか、ヘラヘラしながら猫背になってポストカードを一枚ずつ袋に入れる単純作業に没頭。
もう其れは子猿の蚤を取るさるのやう。でも、ヘラヘラしてるのはマスクをしていたので周りに悟られず、変な私に誰一人気付きませんでした。

その後、大体毎回一番に駆けつけてくれるNさんが来てくれてホッとする。新刊とポスターを買ってくれました。
Nさんは私の漫画でマンガプレゼン大会に出場して準優勝してしまうような凄くてちょっと変わった人。そのことでお世話にもなっていたので、改めてご挨拶や感謝などしておしゃべりして、ささやかなプレゼントを手渡す。ありがたいし救われる。

それからはまた静寂。ポツポツと売れたり、知り合いの方が来てくれたり、ちょっと喋ったり。徐々徐々に、暖かく楽しくなってきました。

今回のコミティアは若干いつもと雰囲気が違い落ち着いた雰囲気がありました。具体的に言うと人が少なかった。やはり、コロナウイルスや諸々の影響があったのでしょう。ますますスペースに足を運んでくれた方にありがたいなあ、と思う。


差し入れも頂いて嬉しかったです。甘いものは大好きなので作業中に美味しくいただきます。甘いものが無い生活、考えられません。

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今回は行きたいところに行けたつもりだったんですが、そもそも下調べ時点で欲しかったものをチェックし忘れてたりで悔やみました。のがみもゆこさんやコドモペーパーさんの本は、そんなにコミティアに出られてる感じではなかったので絶対に!と思ってたのに…。通販とかしないかな。

驚いたこと。参加されてたヤチナツさんとこに買いに行ったら、思いがけずお隣が南Q太、やまだないと両先生のスペースで、その時までコミティアに参加されてること存じ上げてなかったのでハラハラしながら購入しふわふわしながら帰りかけて、ああ、ヤチナツさんよヤチナツさんってまた戻りました。

新たに知り合えた作家さん、ネットでしか交流がなかった作家さんとも僅かですがおしゃべりできたりして、やっぱり楽しいイベントでした。

オマケブック2について少しだけ。
結果的にとてもマニアックな本になりましたが、きつねとたぬきといいなずけを読んでくださってる方には楽しめる要素や情報が入っています。今週中には通販開始できるかと思いますので興味のある方はぜひ手にしてみて下さい。

細かい点として、もともとカラーの漫画をモノクロ化して収録。色が塗られていた部分を網点のトーン(いわゆる、漫画で使われているトーンというやつ)に変換もできたのですが、SNS漫画などでは主流のモアレしないグレースケールの雰囲気も見たくて、グレー状態で載せました。
違和感なくサラッと読めました。網点と描線が喧嘩しないので、より描いた線が鮮明になるという印象です。(例えば網点トーンの場合、小さく描いた時のタヌロヲの目の線は、網点トーンの無数の点により埋もれて判別がつかなくなる場合がある)
ただ、トーンもグレースケールもぞれぞれの良さがあり、捨てがたい。
読む方も描く方もアナログやデジタルを行ったり来たり。これからもますますの変化が起こりうるでしょうが、いろいろ柔軟に取捨選択していけたらと思います。


「SNSで楽しんでます」「前回の本、とてもおもしろかったです」「お久しぶりです」など、直接言ってもらえたりして身体に力が漲りました。ありがとうございました。

トキワセイイチ

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