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エゴとニーズ。

システム化治療院経営での最大の失敗はニーズの見落としである。患者様は何を求めているのか、とても単純で簡単なような問いですが、このニーズを把握する事が実は一番難しかったりする。特に治療を頑張ってきた先生であればあるほど治せないと価値が無いと思っていたりする。
確かに結果を出す事は大事なのですが、何をもって結果を出すかはとんでもなく曖昧だったりする。
例えば、骨盤の歪みを治すのも結果を出してるし、関節の可動域が広がっても結果は出ていると言える。つまり、行った整体に対してそれが患者様の目的に繋がっているのかが最重要なのである。
ニーズとは簡単に「患者の本音」だと思う。それは患者様自身では気付かない部分だったりするので表面的な言葉だけ受け止めて治療していても満足行かなかったりする。我々は痛みを取ってあげる事が正義なのは間違いないが、大抵の患者様の悩みはタイムリーな案件だったりして正論を突きつけても大して喜ばれない。こちら側としては歪みも治してるし、可動域も広がっている、痛みも取れているのになぜか患者様が納得していない。
さぁ何故でしょう。
それは自分の基準でしか評価をしてないからじゃないのか。良くなったかどうかは患者さんしかわからないし、仮に痛みが取り切れてなくても施術の価値があったと感じるかどうかも患者様次第。
そこに自分の中で治せたか治せていないかの基準は関係ないのである。というかそこに重きを置くべきではない。
もっと患者様基準で、話しを汲み取ってあげられなければ良好な関係性を築くことは難しいだろう。
何しろ自分で自分のハードルを高くしすぎるといずれ潰れてしまう。
だから、思い通りにいかなくてもいいから自分のベストを尽くせていればいいのである。

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